キャバ嬢をやめたい人が読む話 | キャバ嬢の辞め方と昼職転職先リスト

キャリアカウンセラーがキャバ嬢の退職方法、辞め方、ネクストキャリアの候補先をまとめています。

No:39_キャバ嬢の昼職転職の限界年齢はいくつなの?30代、40代キャバ嬢が身につけておくべきキャリアと昼職転職方法

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生きていくためには、お金を稼がないといけないので、夜の仕事であれ、昼の仕事であれ、何らかの仕事をしていく必要はあります。

 

良いも悪いも無い現実として、たとえ公務員のような終身雇用の仕事であっても、資本主義で自由経済の中に生きている以上、何かしらの武器が無い人材は解雇、淘汰されてしまいます。

 

そして、「若さ」という武器はいずれ確実に無くなります。

 

そのため、「若さ」だけを武器に働いている場合は「若さ」が無くなり次第、ビジネスパーソンとして確実に「退場する」ことになるでしょう。

 

だからこそ、ビジネスパーソンは年齢を重ねれば重ねるほど増えていく「積み上げ式」の働き方をする必要があります。

 

これは、夜職でも昼職でも共通する普遍的な法則です。

 

また、先に、積み上げ式の仕事と言いましたが、実は働き方には以下の積み上げ式の働き方と使い捨て式の働き方の2種類しかありません。

 

 

■仕事の種類

 

・積み上げ式の仕事/働き方

 

・使い捨て式の仕事/働き方

 

 

 

積み上げ式の仕事(働き方)は、年を重ねるにつれて楽に、大きくなっていきます。しかし、使い捨て式の仕事は年を重ねるにつれて、きつく、小さくなっていきます。

 

キャバ嬢であれ、ホステスであれ、自分自身の働き方が使い捨て式の働き方をしている場合、人生はどんどん苦しくなり、生きていくことが難しくなるでしょう。

 

そのため、年齢を重ねても幸せに生きていくためには積み上げ式の仕事で生きていく必要があります。

 

このことは、キャバ嬢であるということ自体で積み上げ・使い捨てが決まるのではなく、自分自身の働くスタンス、つまり何を武器にして働いているかによって決まります。

 

今回は、キャバ嬢を続けていくとどうなるか、そもそも続けることができるのかどうかについて考察をしていきましょう。

 

■若さを武器にするキャバ嬢

 

若さを武器にする働き方は典型的な使い捨て式の働き方です。

 

若さだけを武器にするキャバ嬢、水商売女子は確実に死にます。なぜなら「若さ」は確実になくなるからです。

 

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昼職でも夜職でも「若さ」以外の強みを身につけていく必要がある。

 

これはキャバ嬢に限ったことではありません。アイドルやスポーツ選手、肉体労働者、そして、発展途上国の観光地での児童労働がまさにこれと同じです。

 

途上国の観光地に行くと、「子どもからモノを買わないで」と注意されます。小さい子どもが、物売りをしていると、お金持ちの外国人はつい、子どもからモノを買ってしまいますが、それは子どもだから売れているわけであり、そこに商人としての成長はありません。

 

子どもであるという、使い捨ての競争優位性によって味をしめて、ビジネスとしての努力を怠ると先はありません。しかも、裏では大人が操っています。

 

キャバ嬢は確かに若ければ売れてしまうということがあります。しかし、若さを競争優位性にして、成長努力を怠るキャバ嬢に待ち受けるものは確実な「退場」です。

 

何故なら、若さは確実に無くなるからです。だからこそ、「若さ」を利用して、若さ以外の市場価値を手に入れる必要があります。

 

■キャバ嬢を辞めて積み上げ式の仕事で頑張る

 

夜職であっても昼職であっても、仕事で積み上げるものは、スキルと人脈と貯蓄の3つしかありません。

 

どのような職業であっても、この3つを積み上げることを怠った場合、人生を重ねるにしたがって確実に疲弊をしていきます。

 

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スキル・人脈・貯蓄の3つを積み上げていく必要がある。

これは、夜職だからという特別なことではありません。夜の仕事は若いうちしかできない仕事のように思えますが、そうではありません。

 

例えば赤坂や祇園の料亭には芸子さんという仕事が存在します。

 

そこでは、三味線や舞踊などの芸や政治家やトップ社長を満足させることができるレベルの教養・トーク力を兼ねそろえた人たちが活躍しています。愛嬌は売りますが風俗ではなく水商売のカテゴリでしょう。

 

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芸子さんは何歳になっても可能な積み上げ式の夜職の1つ。

積み上げ式かどうかは夜職かどうかとは直接関係はありません。どのような仕事であれ、スキル・人脈・貯蓄の3つを上手に積み上げていくことが大切です。

 

 

■スキル

 

共感力、傾聴力に代表されるコミュニケーションスキルだけではなく、後輩を育成、マネジメントするスキルも含まれます。特に、30歳を超えると自分だけがすごい人よりも、周囲を巻き込んですごい人である必要があります。

 

夜職の世界は、個人プレーでもなんとかなってしまうことが多いですが、30歳以降程度の昼職の世界ではチームでの仕事が求められます。

 

個人プレーをしがちだとしたら、なるべくチームで仕事を行う経験を積みましょう。チームプレーの経験自体は夜職でも問題なく積むことができます。

 

■人脈

 

ただ、友達が多いということではありません。指名してくれる人が多いということでもありません。人脈の定義は色々とありますが、「自分の事を信頼してくれている人」と定義することがわかりやすいかと思います。

 

具体的には、困っているときに自分のために相談に乗ってくれる人です。お金をタダでくれる人ではないです。お金の例ならば、投資をしてくれる人です。

 

お金を使うのではなく、お金を使って事業を行い、大きくしたあと返済をするというお金です。

 

そのためには、日々の業務で信頼を積み上げていく必要があります。信頼は毎日の仕事をきちっと行うことで積みあがっていきます。

 

■貯蓄

 

金銭的な貯蓄です。株を買ったり、住宅を買ったりするパターンです。私は金融の専門家ではないので、私自身の意見としては、若いうちは本を読んだり、勉強会に参加するなどの自己投資に充てる方が、後々大きく回収ができるのではと思います。ここは正直わかりません。

 

株価に注目して、本業に集中できないのはマイナスなのでは?とは思います。

 

 

 

■そもそも、キャバ嬢を辞めて昼職に転職するのは何歳まで可能か。

 

日本では採用/不採用を年齢で区切ることは原則的に禁止されています。しかし現実的には年齢で区切られています。

 

 

■22歳(大卒)

いわゆる新卒枠。日本の伝統的な企業で、未経験者が許されるのはこの年齢までです。この年齢を超えると「何ができそうか?」ではなく「何をやってきたか?」を問われることになります。

※浪人生なども含むので、24歳ぐらいまでは可。

 

■30歳(女性のおおよその平均初婚年齢)

公務員の年齢制限の多いパターンの年齢です。この年齢を超えると未経験枠の仕事は大きく減ります。

 

■35歳

未経験者可の昼職が実質的に存在しなくなる年齢です。キャバ嬢が昼職に転職しようと思うならば、この年齢の前に何としてでも行動をする必要があります。

 

 

もちろん、主婦だった人が新しく働き始めるパターン等もあるので、年齢関係なく雇ってくれる会社は存在します。しかし、その場合は、直接のキャリアでなくとも、それ相応の即戦力性や人間力が求められます。

 

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22歳以降の昼職転職には年齢にふさわしい即戦力性が求められる。

 

この年齢制限の問題は現実として存在します。キャバ嬢に限らずスポーツ選手のネクストキャリアなど、同様の問題は頻繁に発生しています。

 

解説者やコーチとして引退後も同じ業界で活躍できるスポーツ選手はごくごく一部で、また女優への転身を失敗したアイドルも沢山存在します。表に出てこないから目立たないだけなのです。

 

■キャバ嬢をずっと続ける。まとめ。

 

夜職の世界は真剣に取り組めば色々と学べることは多く、有意義なポイントも沢山あります。

 

しかし、夜職をしているキャバ嬢が昼職に転職をしようと思った場合、何としてでも20代中盤頃から昼職転職活動を進める必要があります。

 

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昼職転職は何回も落選することも普通。諦めず挑戦を繰り返すことが大切。

 

昼職転職活動は、何社も何社も落ちることは普通ですが、ここで諦めずに試行錯誤を繰り返し、職務経歴書や面接にブラッシュアップをかけていくしか方法はありません。

 

大変かもしれないですが、ここが正念場と言えるでしょう。

 

もちろん、35歳以降でも方法が無いわけではありません。それは自分で起業することです。このブログでも取り上げたフォトグラファーや結婚相談所の相談員などは、比較的起業のハードルが低いでしょう。

 

色々と雑多な形ではありますが、どのような道であれ方法であれ、行動しブラッシュアップを繰り返すことでしか前に進む方法はありません。

 

 

 

 

 

No:38_キャバ嬢を辞めて社長、経営者、実業家になる。キャバ嬢が目指せる社長パターン、ロールモデル考察。

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キャバ嬢を辞めて、昼職に転職しようと考えた場合、起業、すなわち自分で会社を作るか、どこかの会社に入社することになります。

 

現代では、コンピューターの性能の向上、各種の制度の整備、クラウドファンディングなど資金調達の方法が多様化したことにより、起業のハードルも低くなりました。今までの記事で扱った結婚相談所や占い師、フォトグラファーといった仕事は起業のハードルが特に低い業界でしょう。

 

また、投資不動産業界などであっても、入社した後、修行を積んで起業するというキャリアストーリーも十分に可能です。

 

現在は、女性社長というものも珍しくはなく、キャバ嬢を辞めて社長・経営者になるというストーリーも決して荒唐無稽ではありません。

 

もちろん、伝統的な日本企業では、新卒で入社し、出世競争に勝ち、最終的に社長になるというパターンしかないでしょう。そのため、伝統的な昭和企業ではキャバ嬢が社長になるということは難しいです。

 

しかし、現代では、女性社長さんも沢山存在し、その中には、キャバ嬢を辞めた後にロールモデルとすることが可能なキャリアの方も多く存在します。

 

今回は、キャバ嬢が夜のお店を辞めて社長になるとしたら、どのような社長さんをロールモデルにするやり方があるのか、を実在する女性社長さんを基に考察していきたいと思います。

 

【ご注意】以下の方は女性社長のロールモデルであり、皆さまが元夜の人というわけではありません。また、キャリアからの推測に基付く考察のため、あくまで傾向としてご確認ください。

 

■1:南場智子さんパターン/経営学を学び、経営に携わる。

 

社長(経営者)のパターンとしては、株式会社DeNAの南場智子さんがあげられます。

 

大学卒業後に、マッキンゼーというコンサル会社に勤務、ハーバード大学で経営の勉強をした経営のエキスパートです。

 

■南場智子 - Wikipedia

 

 

DeNA社自体はITの会社ではありますが南場さんのキャリアは上記のようにエンジニア畑ではないようになり推測されます。

 

社長というのは職位であって、職域ではありません。社長の仕事は沢山あります。社長のポジションにて、会社の経営の仕事をしている人と言えるでしょう。

 

■キャバ嬢を辞めて社長(経営者)になる。

 

経営の仕事をするためには、まず経営の勉強をする必要があり、同時に学んだことを実践する必要があります。

 

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経営者として、学問としての経営を学び実践することは重要な仕事だ。

 

 

経営に関する学問は働きながら勉強することもできます。ハードルは物凄く高いですが、社会人になってから大学院に通いMBAを取るということも不可能ではありません。

 

また、日本には中小企業診断士という資格があり、勉強の過程で経営に関するひと通りのことを学習することができます。

 

中小企業診断士の試験は、いわゆる資格試験にありがちな、勉強のための勉強という要素の無い、非常に実践的で優れたカリキュラムによって構築されています。

 

MBA、大学院は確かにハードルが高いですが、将来、経営者としての社長を目指すならば、本屋さんで中小企業診断士の試験の本を確認してみることは、とてもお勧めです。

 

また、経営の実践は夜のお店でも十分に可能です。規模は大きく違いますが、夜の会社であれ、昼の会社であれ会社組織には違いはありません。

 

キャバ嬢というプレイヤーの視点ではなくお店全体の継続的な発展を意識して毎日の業務を行っていきましょう。

 

もしくは、自分自身を会社と見立てるという考え方でも問題ありません。株式会社自分として日々の仕事を会社の業務としておこなっていきましょう。

 

毎日の仕事の中で、経営の実践を行うこともは十分に可能です。

 

 ■2:橋本真由美さん(ブックオフコーポレーション)パターン/現場を一番知っている人

 

創業当時からのスタッフの方ではありますが、パートからの社長ということで一時期有名になりました。実業家としても非常に有能な方ではありますが、キャリアとして、企業の成長戦略とのシナジーが大きかったことも要因の一つでしょう。

 

■橋本真由美 - Wikipedia

 

BOOKOFF社のようなビジネスモデルの場合、成長戦略として重要なのは、優秀なパート社員の方を確保すること、そして現場力を高めることです。

 

社長というポジションで現場力を高めるための仕事を行うというパターンも存在するでしょう。

 

稲盛和夫氏によるJALの経営再建のように、社長が自社の現場を誰よりも知っているという必要はありませんが、やはり現場の事を一番よく知っている人が社長になることで、会社が大きく飛躍するというパターンは存在します。

 

■キャバ嬢を辞めて社長(現場統括マネージャー)になる。

 

キャバクラ業界において一番重要なのはキャスト、すなわちキャバ嬢の接客スキルでしょう。

 

そのため、自分自身で身に着けた接客スキルをノウハウ化し、後輩に教えることで誰しもが同じレベルで再現できるようになれば、このジャンルでの社長になる資質があると言えます。

 

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現場でのハウハウを会社全体で共有することも、とても大切な仕事。

そして、現場統括責任者型の社長にとって従業なのは、扱う商材の種類です。

 

例えば古書は、何処で購入してもそれほど差がありません。いわゆるコモディティ商品と言えます。これは、キャバで売っているお酒も同様で、お酒それ自体はコモディティ商品であると言えます。

 

企業が企業間競争で生き残っていくためには、他の会社よりも強い部分。すなわち競争優位性が必要です。

 

古本販売の業界はどの会社でも売っているものが同じなため、従業員による採用・接客オペレーションが競争優位の源泉になります。

 

そのため、現場統括責任者型の社長になるためには、扱う商材を選ぶことも必要になってきます。商品力そのもので勝負が決まる業界の場合、現場での接客力が高かろうと、それほどインパクトはありません。

 

しかし、それはもう少し先の話でもあるので、まずは、キャバクラという、接客力が勝負の分かれ目である業界で日々の接客力、ノウハウの蓄積、後輩による再現のノウハウを働きながら学びましょう。

 

 

■3:元谷芙美子さん(アパホテル)パターン/社長によるトップセールス

 

アパホテルの看板の人です。アパホテルの人と言った場合に容易にイメージができる、会社の看板キャラクターです。

 

■元谷芙美子 - Wikipedia

 

実際には経営に関する仕事も多くされてらっしゃるかとは思いますが、率先して看板などで活躍され、自社の営業活動を担当してらっしゃいます。

 

このように、社長が自ら売上拡大のために営業活動を行うことを、トップセールスと言ったりします。ビジネスにおいて重要なことは、価値を作ること、価値を効率的に動かすこと、そして価値を売ることです。

 

価値を【売る】という、ビジネスにおいて極めて重要なことだからこそ、社長が自ら、社内最高のセールスパーソンとして活躍するという会社もあるでしょう。

 

■キャバ嬢を辞めて社長(トップセールスパーソン)になる。

 

社長(トーップセースルパーソン)になるための方法は、明確です。自分自身が最もその商材を売れる人間に成長することです。いわゆる看板娘といったりもします。

 

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一番すごい営業となった経験は、社長(トップセールス)になる際に大いに役に立つ。

 

夜のお店でNo1になることができれば、そのキャリアの多くの部分が昼職での仕事に流用できます。

 

実際、投資不動産ビジネスをしている昼職転職者は、夜職で働いている際にお客様と猛烈な数の名刺交換を行い、昼職に転職をした際に、その名刺を基に営業活動を行いました。

 

投資不動産業界は、突き詰めていくと、売っているものに差があまりないため、売れるかどうかは営業担当者の人間力で決まるパターンが多いです。

 

夜の世界で人脈を広げ、人間力を磨くことで、昼職でも通じる営業力を鍛えることは可能です。そして、その鍛えた営業力をもって起業・社長になることは、十分に可能です。

 

もちろん、会社は営業だけでは成立しないので、商品開発やマーケティングなどの付帯分野についても勉強をする必要はあります。しかし、それらは他の人に依頼することは可能です。むしろ、他の人と協同関係を作ることができる人の方が社長としては優秀でしょう。

 

幾つになっても可愛い看板娘、だけではありませんが、社長がトップセールスパーソン、親善大使的なポジションで働く会社というのは強い会社でしょう。

 

弱点があるとすれば、あえて社長に属人化をさせているパターンなため、事業の承継が難しいことが挙げられます。

 

■4:森英恵さん(ハナエモリ)パターン/社長がトップクリエイター

 

社長が開発部門のトップというパターンも存在します。例えば、アパレル会社である、ハナエモリ森英恵さんなどがそうでしょう。

 

■森英恵 - Wikipedia

 

自身が創り上げた価値を、より大きく世の中に広げていくために法人化・組織化を行い大きな会社へと成長していったパターンであると言えます。

 

若手では、ウォンテッドリーの仲暁子さんなどもその系譜でしょうか。経営者ではありますが、エンジニア畑のキャリアのかたでもあります。

 

■仲暁子 - Wikipedia

 

架空の世界ですが、ドラマ「下町ロケット」にて阿部寛さん演じる佃航平社長も、最前線は退いているようですが、技術者としてのキャリアを持っているようです。

 

このタイプの会社は、トップクリエイターが社長であることが企業の強さの源泉のため非常に強いでしょう。【価値を創る】という点に会社の競争優位性を置くことで、企業間の生存競争に生き残ることができます。

 

 

■キャバ嬢を辞めて社長(トップクリエイター)になる。

 

クリエイターはどちらかというと有形商材を作るという仕事のため、このスキル自体をキャバ嬢の仕事を通じて身に着けることは難しいでしょう。そのため、クリエイターとしてのスキルはキャバ嬢としての仕事以外で身に着ける必要があります。

 

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自分にしか創れない「モノ」があれば、ビジネスの成功確率は大きく上がる。


ということは、逆説的ではありますが、自由度が高いとも言えます。

 

 

クリエイターとしてのスキルは、夜の仕事と関係なく自分が好きなジャンルの中から選ぶことができます。

 

自分が本当に好きなことがある場合、それを1万時間行ってみましょう。一般的にプロとして通じるレベルの練度というのは1万時間の練習と言われています。

 

1万時間熱中できるものが無いという人は身近にいるクリエイターの人をサポートするという方法で社長になるという手段もあります。

 

社長というのは、ある意味、社員全員を支える人でもあります。自分にクリエイターとしての能力や資質がないということは、本質的な意味で社長に向いていないというわけではありません。

 

■キャバ嬢を辞めて社長・経営者になる。まとめ

 

ビジネスの本質は価値を創り、それを効率よくそれが必要な人のところに届けることであり、1人でも多くの人に喜んでいただくことです。

 

そのための正解というものは1つではありません。100人の人間がいたら100通りの正解があるのがビジネスの世界です。

 

従業員ならば、与えられた仕事をただ行うだけでも成立する場合があります。しかし、社長という立場の場合は、ビジネスの世界の中で自ら考え、先頭に立って進んでいかなければなりません。

 

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社長業も本質的には試行とブラッシュアップでできている。


そして、進んでいくための方法は1つしかありません。それは行動することと、行動をブラッシュアップすることです。

 

夜の世界で学べることは多く、夜職から昼職に転職しようと考え、転職活動をする中で学べることもまた沢山存在します。

 

より沢山の人を幸せにしていくため、夜職の中であっても、仕事をしながら多くを学び取っていきましょう。

 

 

No:37_キャバ嬢を辞めたいがノルマが厳しくて辞められない時はどうするの?

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結論から言いますと、そのノルマがただの「いじめ」ならば、キャバ嬢としては飛んでも大丈夫です。

 

ノルマには、大きく分けて3種類が存在します。

 

1つ目、自分でコントロールできるノルマ

 

2つ目は自分でアプローチはできるがコントロールできないノルマ

 

3つ目は自分でアプローチすらできないノルマです。

 

自分でアプローチすらできないことをノルマにされることはただの「いじめ」なので、相手にする必要もないでしょう。

 

しかし、多少なりとも、自分でなんとかできそうなノルマならば、何とかしようとトライしてみる価値はあります。トライしてみることによって自分自身の成長に繋がるのならば、長期的に考えた場合、メリットは大きいと言えます。

 

キャバ嬢の仕事として、ノルマのパターンを分けた時、具体的な例は以下の3種類でしょうか。

 

 

1:自分でコントロールできるノルマ

 ※例えば、自分が接客をしているお客様に「一杯いただいてよいですか?」と言うことです。これは自分でコントロールできるノルマです。

 

 

2:自分でアプローチはできるがコントロールできないノルマ

 ※例えば、自分が働くお店で、従業員が働く際に会社が決めた「売上」を達成せよというノルマが来た場合です。これは、自分でアプローチはできるがコントロールはできないノルマとなります。

 

 3:自分でアプローチすらできないノルマ

 ※例えば、他のキャバ嬢の売上を上げたり、お店全体の売上を上げたりするノルマがこれにあたります。こういった指示はキャバ嬢にはどうしようもありません。店長や、その嬢自身が解決すべき問題です。

自分でアプローチすることはできなくはないかもしれませんが、ノルマとして約束するのは店長側の責任放棄でしょう。相手にしなくてもよいです。

 

 

 

ノルマという言葉は非常に便利な言葉で、命令をする人が好んで使います。しかし、ノルマという言葉を正しく使っている人はどれぐらいいるでしょうか。

 

例えば、野球の監督が選手に対して「ホームランを打て!」というノルマ指示を出すことがかなり無茶な指示であるということは容易に理解できるかと思います。

 

 

ノルマという言葉はビッグワードなため、つい、何となく「ノルマだから仕方がない」と自己納得に使ってしまいがちです。

 

しかしノルマという言葉は、ノルマという言葉が示している内容しっかりと理解し、上手に付き合っていく必要があります。

 

そのため、今回は、キャバの仕事と切っても切り離せない、ノルマという言葉について、ちゃんと考察をしていきたいと思います。

 

■キャバ嬢の仕事とは「一杯、いただいてよろしいですか?」と言うこと。

 

そもそも、キャバ嬢の仕事で、キャバ嬢本人が自分で責任を取ることができる仕事は以下の3つに収斂されていきます。

 

 

1:目の前のお客さんにお酒を売る

※客単価向上

 

2:お客さんにリピート来店を促す

※継続顧客の獲得

 

3:お客さんに別なお客さんを連れてきていただく

※リファーラルでの新規顧客の獲得

 

 

 

 そして、これらの仕事をする際に、キャバ嬢が約束できるのは「一杯いただいてよろしいですか?」「また来てくださいね」「お友達も連れてきてくださいね」と聞くことだけです。

 

よく、売上がノルマとして必達目標になっていることがあります。しかし、「売上」を達成することを約束することはできません。

 

何故なら、買うかどうかを決めるのはお客様であって、キャバ嬢側ではないからです。自分が決めることができないことに対して、結果を約束することはできません。必達目標としてのノルマを設定されるのは変なことなのです。

 

 

■売上が上がるかどうかは「運」

 

そもそも論なのですが、買うかどうかを決めるのはお客様である以上、売り上げが上がるかどうかも「運」だと言えます。

 

世の中には、圧倒的多数の「自分が決めることではないこと」が存在します。そして、自分が決めることと、他の人が決めることが混同されている場合が頻繁に存在します。

 

このような混同のケースは、昼職への転職でも頻繁に発生します。

 

そもそも、夜職から昼職へ転職できるかどうかも、結局は「運」です。なぜなら、雇うかどうかは昼職の会社が決めることであって、自分が決めることではないからです。

 

だからこそ、昼職に転職するということに対して責任を持つことは自分にはできません。しかし、この場合、だからと言って諦めることはできないでしょう。なぜなら、自分自身は昼職へ転職するというよい結果を手に入れなくてはならないからです。

 

どうすればよいでしょうか。

自分でできることは、よい偶然が発生するように試行回数を増やすことです。

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よい「偶然」を引き寄せるためには「行動」を繰り返す必要がある。

そして、試行を繰り返しながら、徐々にやり方に改善をかけていくしかありません。手に入れたい結果を手に入れるためには、行動回数と精度を最大までブラッシュアップしていく以外は無いでしょう。

 

夜のお店での売上目標達成に話を戻しましょう。

 

つまり、夜のお店で売上目標の「ノルマ」を達成しようと考えた場合、自分自身にできることは「もう一杯いただいてよいですか?」というセリフを言うことと、その言い方を工夫することなのです。

 

そして、「はい/いいえ」を決めるのはお客様なので、そこに「必達」目標が設定されるのは無理難題です。それを理解した上で仕事を行う必要があります。

 

自分が決めることができないことに「必達」目標が設定されている場合、その目標に従う必要はありません。というか、できません。

 

責任感が強い人ほど、「できなかった」ことに対して自己非難をし、自己嫌悪に陥りがちです。

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責任感が強い人は「できない」ことで自己非難をしがち。

しかし、その「できなかったこと」ことに自分の責任はありません。「できないこと」を「やれ」と言われて「できなかった」としても、それは当たり前のことなので、気にする必要はありません。

 

また、「できないこと」を「やれ」と言われて、できなかった場合に責められる職場はあまりいい職場とは言えないでしょう。

 

■仕事の種類

 

1:自分で決めることができること。

→ノルマ達成を「約束」できる。

 

2:自分で決めることができないこと。

→ノルマ達成は「約束」できない。

 

※買うかどうかはお客様が決めることなので、キャバ嬢側はノルマ達成を約束はできない。

 

※外を歩いている人が、お店に入るかどうかに対して、キャバ嬢は働きかけができないので、ノルマ達成を約束できない。

 

 

 

ノルマ、目標、言い方は色々とありますが、そもそも「自分で決めることができないこと」が「できず」に責められたとしても気にしてはいけません。

 

 

■キャバ嬢がプロとしてしっかり行うべき仕事

 

もちろん、プロとして仕事はしっかりとやらなくてはいけません。

 

そのため、自分が接客しているお客様に対して、新規でのご注文をいただくためのアプローチは率先して行う必要があります。

 

具体的には、繰り返しになりますが、お客様に対して「もう一杯いただいてよいですか?」とのアプローチを行うことです。なぜなら、多くの売上を上げることは従業員としての仕事だからです。

 

さらに、そのアプローチの仕方に対しても日々研鑽し、ブラッシュアップをしていく必要があります。しかし、それでも、買うかどうかはお客様が決めることなので、キャバ嬢の側で「売上の約束」することはできません。

 

売上向上のために、行動を繰り返し、行動をブラッシュアップしていくことは必要です。しかし、「売上」そのものに対して約束をすることはできません。

 

もし、お店がキャバ嬢に対して「売上」を約束させているのだとしたら、それは「できない約束をさせている」だけです。

 

その「約束」が達成できなかったとしても責任を感じる必要はありません。

 

 

■人生で大切なのは自分の市場価値を上げること。

 

しかし、自分がお店のために働くのではなく、自分のために働くのだとしたら「売上」に対しても約束をしていく必要があります。

 

何故なら、「売上」を上げなくては生きていくことができないからです。

 

そして、社会にとって市場価値の高い人間とは「売上」を上げることができる人間です。

 

では、売上を上げることができる人間とは、どういう人間なのでしょうか。

 

実も蓋も無い言い方ではありますが、売上が上がるかどうかはお客様が決めることである以上、自分でできることは試行回数を増やし、行動に対してブラッシュアップを行うことだけです。

 

売上、すなわち、よい結果は偶然発生するのです。試行回数を増やすことでよい偶然が発生する確率を上げるしかありません。

 

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試行回数を増やせば、良い偶然が起きる可能性も増える。

たいていの場合、カリスマキャバ嬢と呼ばれる人達はマメにお客様に来店の促しをし、友達を連れてきてくださいねと、営業努力を惜しみません。

 

つまり、カリスマと呼ばれる人達は、別段、天才なのではなく、良い偶然を起こすための試行回数が圧倒的に多いのです。

 

■自分でできることは「試行回数を増やす」「ブラッシュアップをする」だけ。

 

これは、昼職に転職した人も同じです。夜職から昼職への転職に成功した人の話を聞くと、決まって沢山の失敗をしています。

 

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昼職への転職に成功した人は総じて何社も応募している。

昼職への転職が成功した人は、そもそも、履歴書を送った昼の会社の数、不合格の連絡をもらった回数が圧倒的に多いです。

 

さらに、夜職でも昼職でも当たり前なのですが、社会は不合格になった理由を教えてくれません。

 

不合格になった理由は自分で考えなくてはならないのです。そもそも、不合格になることも、合格になることも、明確な理由は存在しません。

 

昼職転職の合格/不合格はタイミングや他の応募者との兼ね合いなど、複雑な理由が絡み合って決定されます。そのため「これだ!」という理由は最初から存在しないのです。条件さえ満たせば誰でも合格ができる学校の試験とは、そもそもの根本原理が異なるのです。

 

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会社は不合格の理由を教えてくれない。だから、自分で気が付くしかない。

 

不合格になった理由は何ですか?と聞いたとしても教えてくれることはありません。自分で気が付くしかないのです。むしろ、トンチンカンなことを聞いてくる人、自分で考えることを放棄している人という認識がもたれてしまう可能性すらあります。

 

何故なら、不合格を出した昼職企業の側でも本当の理由はわかっていないからです。

 

そして、明確な理由など初めから存在しないということに気がつかない人は相手の立場に立って考えることができない人です。

 

すなわちマーケットのことを理解できていない人なので、市場価値は低くなります。

 

だからこそ、自分にできることを行うこと。すなわち、試行回数を増やすこと、自分で考えてブラッシュアップをすることが非常に重要になります。

 

だからこそ、ノルマという言葉の正体に気が付く必要があります。

 

■ノルマという言葉との上手な付き合いかた。

 

ノルマという言葉を聞いた時、自分の責任で達成できるノルマなのか、それとも自分ではどうしようもないことなのかを瞬時に判断する必要があります。

 

自分ではどうしようもないことであるが、自分でアプローチならばできるということならば、よい結果が偶然発生するまで、試行回数を増やし、ブラッシュアップをしていくということは可能です。

 

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ノルマの正体を分析し、正しい行動をとることが大切。

 

これがノルマとの上手な付き合い方であり、この付き合い方をしている限りノルマは有意義なものであると言えます。

 

 

しかし、自分ではどうしようもなく、何回挑戦しても偶然に成功することも無いことならば、そのノルマはただの「いじめ」です。

 

「竹槍で戦闘機を墜とせ!」というのは上司の思考停止の責任放棄であり、ただの「いじめ」です。

 

ただの「いじめ」に対して自責の念を持つ必要はありませんし、自分を追い込む必要もありません。

 

「いじめ」をするような人と相手にすることは時間の無駄なので、より幸せな人生を過ごすために、その場所から去ることは全く問題ありません。勤務先のキャバクラは飛んでしまって大丈夫です。

 

もちろん、「いじめ」をするような人に対しても神様のような心で、その人が「いじめ」をしなくなるように温かく接するという考えもあるかと思います。賛同はしませんが、、、

 

 

■ノルマの種類

 

1:自分で何とかできること。

→頑張ってやってみる。

 

2:自分でアプローチはできるが、できているかの判断するのは自分ではないこと。

→よい偶然が出るまで繰返す、ブラッシア

 

ップする。

 

3:自分でアプローチできないこと。

→ただの「いじめ」なので、放置する。

 

 

 

いずれにせよ、「ノルマ」という言葉を聞いた場合、そのノルマが何なのかをパターンに分けて、対応していくことが必要でしょう。

 

人間が生きていくためには売上(お金)が必要です。そして、売上は自分でアプローチはできますが、コントロールすることはできません。

 

だからこそ、試行回数を増やし、ブラッシュアップを続けていく必要があります。

 

夜職であれ、昼職であれ、昼職への転職活動であれ、自分が幸せに生きていくために達成すべき目標(ノルマ)がある場合は、そのノルマの正体が何なのかを分析して対応していく必要があります。

 

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幸せに生きるためには、試行回数とブラッシュアップしかない。

 

ノルマを分析した結果、ただの「いじめ」だった場合、それに付き合うことに価値があるかどうかは疑問です。その場合はすぐにお店を飛んでしまっても大丈夫でしょう。

 

「できないこと」を「やれ」と言われ続けて「できない自分を責め続ける」と精神を病みます。

 

人生の目的は幸せに生きることです。そのためにはノルマを超える必要があります。しかし、一見ノルマに見えるただの「いじめ」も存在します。

 

幸せに生きるためには、ノルマの正体を見極め、正しい対応行動をとることが大切です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

No:36_キャバ嬢を辞めたい時は飛んでも大丈夫なの?

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結論から言いますと、今のキャバクラを飛んでしまっても大丈夫です。しかし、人生からは飛んではいけません。

 

人生の岐路に立ったときは、それぞれの選択肢でのメリットとデメリットを考えることが重要です。そしてメリットがデメリットを上回っているのならば、メリットが大きいほうを選ぶべきです。

 

もちろん、過去エントリのトピのように人間には現状維持バイアスがあるので、どのような選択肢であっても「選択する」ことは難しい場合があります。

 

sleque.hatenablog.com

 

生きていく上で、何より大切なことは、楽しく充実した人生を過ごすことです。楽しく、充実した人生を過ごす際に必要だと思ったのなら、キャバクラを飛ぶということも選択肢としては考慮すべきです。

 

もちろん、退職は円満に行ったほうがよいです。そのため、飛ぶということはベストな選択肢とは言えないでしょう。しかし、時と場合によっては、キャバクラを飛ぶという選択肢が正しい場合もあります。

 

今回は、飛んでしまうことについて考察していきましょう。

 

※飛ぶ

突然お店に出勤しなくなること。

 

 

■人生において、絶対に避けるべきこととは?

 

まず、前提なのですが、人生において避けるべきことの1位はなんでしょうか。それは、当たり前ですが【死ぬ】ことです。

 

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人生において一番避けるべきことは死ぬこと。

死んでしまっては人生の目的である、楽しい人生、充実した人生を過ごすことはできません。

 

そのため、今のナイトワークを続けると【死ぬ】のでしたら、何はともかく、飛ぶべきです。死んでしまっては元も子もありません。

 

もちろん、これはナイトワーク、というよりも普通の仕事に限った話です。人生においては死ぬというリスクを背負ってでもやるべきことは存在します。

 

個々人の価値観によって異なりますが、例えば公(おおやけ)のため仕事でしたら、死ぬかもしれない仕事であっても行うという選択肢はありえます。

 

災害救助や他の人の命の為などで、警察や消防や自衛隊の人が公のために命を懸けて仕事をするという例は存在するでしょう。もちろん、そういった仕事をする際には、安全に対して最大限の配慮を行った上でのことではあります。

 

公(おおやけ)の為の仕事には命を懸けて行うパターンは確かに存在します。

 

しかし、誤解を恐れずに言えば、しょせんはナイトワーク、所詮は営利企業です。他の全ての仕事と同じく命を懸けてまで行うことではありません。

 

つまり、夜職で働きながら体を壊す、健康を害す、ハラスメントで精神を病む、ようなことがあるならば、飛ぶということは選択肢に入れて全く問題がありません。

 

夜の仕事に限ったことではありませんが、ガチなブラック企業で働くと、本当に精神や肉体を病んで死にます。

 

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仕事で精神や肉体を病む場合は、飛ぶことも選択肢に入れる。

 

私はお医者さんではないので、以下は医学的根拠は無いのですが、精神は肉体とつながっており、過度なプレッシャーをかけ続けられると、精神が病み、そして肉体が病みます。

 

傷害的なことでなくても、怒鳴られ続けたり、精神的い耐え難い苦痛が長く続くと、体のあちこちに症状がでます。ちょっとした擦り傷がいつまでも治らないなど、肉体的なダメージになる場合もあることでしょう。

 

精神的に追いつめられると、冷静な判断ができなくなり、自殺しか考えられなくなってしまうこともあります。

 

また、もし、うつ病に罹患してしまうと、完治までの間、再発の可能性を常に考慮しながら働かなくてはならないので、労働者としての市場価値は大きく棄損してしまうことでしょう。

 

心と体に不健全なダメージがかかるような職場ならば、飛ぶということも考慮に入れる必要があります。

 

■キャバを飛ぶとお店に迷惑がかかるのでは?

 

もちろん、キャバ嬢が飛ぶとお店にとっては大きな迷惑がかかります。そのため、キャバ嬢を辞める時は円満退社をするほうがよいです。

 

しかし、お店にとっては、従業員が突然働けなくなることは想定しておくべきことです。要するに、仮に飛んだのではなくとも、交通事故や急病などで突然従業員が稼働できなくなるということは、経営者として想定しておかなくてはならない話だからです。

 

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経営者は従業員が突然働けなくなるリスクを想定する必要がある。

 

経営者としてはそういったリスクを想定しておかなくてはなりません。経営者は責任者であり、責任者は責任を取るために存在します。従業員は責任者ではないので、そういった心配をする必要はありません。

 

 

■キャバを飛んでしまうと、辞める際の手続きとかが大変なのでは?

 

もちろん、飛んでしまうと、そのお店に再び顔を出すことは難しいでしょう。その場合、困るのは離職票と退職証明書、そして、給与明細や領収書など納税に関する書類の問題です。

 

 

1:離職票

※失業給付金を受ける際にハローワークから提出を求められる書類。

 

2:退職証明書

※次の仕事を行う際、入社先に提出が求められる場合がある書類。

 

3:給与明細、領収書

※確定申告や納税の際などに必要。

 

 

 

これらの書類が無い場合、次の仕事を行う際や、空白期間を生きていく際に何かと不便になります。もちろん、離職票や退職証明書は従業員として雇用されていればの話であって、業務委託契約などの契約形態で働いていた場合はその限りではありません。

 

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飛んでしまうと、納税や次の仕事に就く際に必要な書類の入手が大変になる。


しかし、これらの書類は雇用主が従業員に対して(要求があった場合)渡さなくてはならないものです。手紙やメールでお店に依頼した後、意図的に無視されるようでしたら、ハローワークに相談してみましょう。ケースバイケースですが、代行もしていただける可能性がありますし、何らかの相談には必ず乗っていただけます。

自治体や担当者によって対応が異なる可能性があります。

 

■避けるべきことは何か?

 

キャバ嬢を辞める際に避けるべきことは、大した理由もなく飛ぶことです。

 

大した理由も無く飛んでしまうと2つの意味で自分自身のビジネスパーソンにとしての市場価値が下がってしまうからです。

 

1つは、自分自身がすぐに逃げる人になってしまうこと、そしてもう1つは、周囲からの信頼です。

 

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なんとなく、逃げてしまうと、社会からの評価が低くなる。

 

昼職でも夜職でも、嫌なことは解決する必要があります。嫌なことから逃げてしまう人は人材としての市場価値が低くなります

 

また、人生の課題に対して逃げ続けていると、いつか死という形でしか解決できなくなります。それは解決ではありません。

 

もちろん、今まで考察したように、精神的、肉体的に追い詰められ、健康上の危険、命の危険があるようでしたら全く問題はありません。それは非常に大きな理由です。

 

しかし、特に大したことが無いにも関わらず飛ぶことは、自分自身の成長と、周囲に対しての影響から大きなデメリットがあります。

 

■最後に、人生において2番目に避けるべきこととは?

 

人生において、一番避けるべきことは死ぬことです。精神と肉体に死の危険、死の恐怖がある場合は、何が何でも逃げるべきです。その意味ではキャバクラを飛ぶことは問題はありません。

 

では、2番目に避けるべきことは何でしょうか?

 

それは、不戦敗です。緩慢な死とも言えるでしょう。

 

嫌だ嫌だと思いながらキャバ嬢を続けること、辞めなくちゃと思いながらキャバ嬢を続けることは、ある意味、人生の課題から飛んでいると言えます。ゆっくり、じわじわと死に向かって進んでいる、いわゆる緩慢な死です。

 

 

緩慢な死を避けるために、行動することには、現状維持バイアスを克服する必要があります。しかし、現状維持バイアスを克服するには大きなパワーが必要なため、多くの人は、行動せずに現状に不平や不満を感じながら緩慢な死に向かって進んでいきます。

 

良くない状況が何もしないで改善することはあり得ません。今の状況を良くない状況と感じているならば、思い切って行動する必要があります。

 

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幸せに生きるには、幸せになる行動が必要。何もしないことは不戦敗であり、緩慢な死に繋がる。

 

つまり、夜職を辞めようと思った際、一番避けることは、直接的な死、すなわち精神や肉体を病むことです。この状況の場合は、とにかく、その状況からの脱出を考えましょう。円満退社がベストですが、飛んでしまっても問題ありません。

 

そして、次に避けるべきは、夜の仕事を辞めようと決めたにも関わらず、現状維持を続けてしまうことです。その行為は直接的な死ではありませんが、緩慢な死にむかって確実に進んでいます。

 

もちろん、夜の仕事も昼の仕事も、本質的には同じです。昼職と同様に学べることは多く、キャリアの一つであると言えます。しかし、夜職であれ、昼職であれ、辞めると決めたにも関わらず、自分に対して何らかの後出し理由をつけて、行動を起こさないことは、広い意味で肉体・精神の死です。

 

何もしないこと、すなわち不戦敗は、広義では死と同じです。

 

どんな場合でも、死ぬこと以外はかすり傷です、ぜひ、より幸せで充実した人生を過ごすため、やろうと思ったことをあきらめずに、現状維持バイアスを超えていきましょう。

 

円満退社は重要ですが、死ぬことを避けるためならば、飛ぶことは全く問題ありません。