キャバ嬢をやめたい人が読む話 | キャバ嬢の辞め方と昼職転職先リスト

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No:11_キャバ嬢を辞めて探偵に転職する。

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ナイトワーカーの皆さんは探偵と聞いて、どのような仕事をイメージするでしょうか。

 

殺人事件を華麗な名推理で解決していくTVや映画の世界とは異なり、現実世界の探偵の主な仕事は、不倫調査、ペット探し、素行調査など、被害者や依頼者に寄り添った活動がメインの仕事となります。

 

そして、だからこそ、この探偵という仕事はキャバ嬢として働くことでスキルアップができるホスピタリティ・傾聴力・コミュニケーションスキルを活用することができる仕事であると言えます。

 

もちろん、一流の探偵になるために必要な技術を身につけることは相当の努力が必要です。

 

しかし、一流となるために必要なことは技術だけではありません。

 

例えば、不倫調査のクライアントはどのような状態で探偵に相談に来るのでしょうか。

 

愛する人を信じることができない自分に対しての不安でやるせない気持ち。そういった不安定な心理状態にいるクライアントが多いことと思います。

 

現実世界の探偵のとっては、そういった不安定な心理状態にあるクライアントに対しての寄り添う気持ちといった心理的資質が極めて重要な資質であると言えるでしょう。

 

■探偵業に関する法的な問題

 

そもそも、探偵というのは、法律によって規定された仕事ではあります。しかし、この業務は認可を取ることによって、普通の人が行うと違法になる行為が違法行為ではなくなるというものではありません。

 

探偵業の業務の適正化に関する法律

 

例えば、乱暴な言い方をすれば、普通の人が人をメスで切ると傷害罪になりますが、医師が人をメスで切る場合は治療行為となり、傷害罪にはなりません。

 

しかし、だからと言って法律を無視してよい、というわけではありません。法律に規定されている以上、法律は遵守しなくてはならないでしょう。

 

世の中には儲かれば法律に違反してもよい、と考える人と、そうでない人がいます。過酷なビジネスの世界で、清濁を併せ飲むことは絶対に必要ですが、それは違法行為を正当化するものではありません。

 

法律の方が間違っているという主張をすることは自由ですが、だからといって違法行為をしてもよいということにはならないでしょう。もし、法律の方が間違っているというのであるなら、それは選挙に行き、法律自体を変える手続きを行うという方法で行わなければなりません。

 

違法行為を行うことは民主主義を蔑ろにする行為であり、その人に日本国でビジネスをする資格はありません。

 

探偵という仕事は一歩間違うと、他の人のプライバシーを侵害してしまう仕事だからこそ、法律を遵守し、慎重に行う必要があります。

 

■探偵に求められるスキル

 

感覚値にはなりますが、探偵業として、一番マーケットが大きいのは浮気調査や不倫調査でしょう。

 

男性が浮気をする場合もあるし、女性が浮気をする場合もあります。

 

結婚している、もしくは、恋人同士である場合、相手を裏切る行為になるのですが、相手に裏切られているかもしれない、と思いながら毎日を過ごすのはとても苦しいことでしょう。

 

その当事者からの依頼を受け、その不安な気持ちを解消するために、事実の調査をするのが探偵の仕事です。

 

依頼人の不安な気持ちを解消し、苦しい毎日から逃れるためには、事実を知ることが非常に有効でしょう。

 

探偵になろうと思った場合、このような事実を調査するためのスキルを身に着ける必要があります。しかし、その技術自体は探偵になることにとって、重要ですが本質ではないでしょう。

 

技術を身に着けることは、非常に大変ですが、頑張り次第でなんとかなります。

 

 

本当に重要なのは「愛する人に裏切られたかもしれない。」と不安な気持ちでいっぱいの依頼人に対して、どこまで寄り添ったコミュニケーションを取ることができるかどうかではないでしょうか。

 

さらに、事実が判明する前の不安でいっぱいな気持ちのクライアントだけでなく、以下のような時、人間は心が不安定になりがちです。

 

■心が不安定になりがちな時。

・相手に裏切られていたことが判明した時。

・無実の相手を疑ってしまっていた時。

・裏切られた事実を消化し、前に進む時。

 

こういった、不安定な心理状態にいるクライアントに対して、適切なコミュニケーションをとるためには、高度なコミュニケーション能力が必要です。

 

探偵の仕事は、夜の世界で様々な悩みを持ったお客様と接することでトレーニングされたコミュニケーション能力を応用することができる仕事であり、キャバ嬢にとって習得したスキルを活かすことができる仕事であると言えるでしょう。

 

 ■探偵業のアフターサポート

 

探偵にとっては、アフターサポートの仕事も重要です。具体的にはクライアントが事実を受け入れた後に前に進むことをサポートする仕事です。

 

皆さんは学生時代に勉強が得意だったでしょうか。勉強が苦手な学生にとって、悪いテスト結果を見ることほど心が苦しいことはありません。

 

誰だって、耳障りのよい、当たり障りの無い幻想に浸っていたいものです。しかし、前に進むために、厳しい現実に目を向けることが必要になる場合もあります。

 

厳しい現実を受け入れ、前に進むことを一人で行うのは、とても難しいでしょう。だからこそ、それをサポートすることも顧客満足度という点においては非常に重要です。

 

これは探偵の仕事ではない、という考えも当然あるかと思いますが、事実を伝えた人だからこそ、事実を受け入れ、前に進むためのサポートを一番しやすい位置に探偵がいるという考えもあるでしょう。

 

夜の仕事では、人間の群像劇をリアルに見ることができます。その群像劇の中では、落ち込んでいる人を励ますこともあるでしょうし、前を向いて進むことをサポートするということもあるでしょう。

 

夜の仕事でも、人間の変革をサポートするという探偵業の本質的な仕事に携わることができます。

 

■探偵業転職のまとめ

 

探偵の仕事自体は昔からあり、顧客のニーズもある程度明確化されているため、大手資本が既に参入している業界ではあります。

 

そして、大手資本が参入する場合、業務効率化のため、属人性やオリジナリティといったユニークポイントは忌避されがちな要素ではあります。

 

しかし、探偵業ではクライアントに寄り添うホスピタリティや、クライアントが前に進むためにサポートすること、といった人間と人間とのコミュニケーションが依然として重要な要素として存在します。

 

人間が前に進むためには、活力が必要です。そして、他の人に背中を押してもらうことで前に進むための活力を手に入れることができる場合は多いです。

 

夜の世界でキャバ嬢としてお客様に対して活力を提供してきたキャリアを活用することで、探偵の世界でも活躍できる可能性は高まるでしょう。