キャバ嬢をやめたい人が読む話 | キャバ嬢の辞め方と昼職転職先リスト

キャリアカウンセラーがキャバ嬢の退職方法、辞め方、ネクストキャリアの候補先をまとめています。

No:18_キャバ嬢を辞めて旅行代理店に転職する。

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忙しい日々の中、少し長めの休暇が取れた場合、旅に出るという人も多いでしょう。

 

旅行をすることは、同じことの繰り返しになってしまう毎日に、普段の生活とは違う何かを提供してくれます。

 

その普段の生活とは違う何かを提供するのが、旅行代理店の仕事の本質です。

 

旅券の手配など旅行に付随する面倒な手続きを代行するというのも、旅行代理店の重要な仕事ではあります。しかし、仕事一生の思い出になる何かをお客様と一緒に作り上げていくこともまた、旅行代理店の重要な仕事です。

 

旅行代理店の仕事は本質的に、お客様とのコミュニケーションの仕事であり、ナイトワーカーのネクストキャリアとして非常に有望な仕事の一つです。

 

もちろん、国内・海外をはじめ、旅行に関する知識を勉強する必要はある。しかし、現代はインターネットの発達のおかげで、知識自体の価値は相対的に下がってきています

 

昔は、どこそこの有名な観光地・有名なホテルを知っている。ということが、競争優位になっていました。しかし、現代では、トリバゴなどのメタサーチエンジンで調べれば最低価格といった従来ならばそれだけで十分に価値のあった情報が無料で手に入ります。行程やチケットの手配なども同じです。

 

航空券の価格なども、昔は大量に購入することのできる大企業が安く提供することができたため有利でしたが、現代では、インターネットサービスの発達により、その価格優位性は相対的に低くなっています。

 

知識、それ自体の優位性が弱くなった現代では、旅行代理店の仕事は企画力・行動力・傾聴力といったが重要となり、元ナイトワーカーが活躍しやすいビジネスに変貌しています。

 

本稿で、ナイトワーカーとして活躍していた人が、ネクストキャリアにおいて旅行代理店で働くことについて考察していきましょう。

 

■開業はハードルが高い

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旅行代理店の開業は資本面での安定性など、厳正な審査がある。

旅行代理店の仕事は例えば物販の仕事とは異なり、旅行中に会社が倒産ということがあった場合、最悪お客様の命に係わります。そのため、開業にあたっては厳正な審査を通過する必要があり、また、倒産が無いように、開業にあたっては600万円程度の資本金を用意する必要があります。

 

起業・創業助成金という形で公的な支援を利用する手段もありますが、異業種から、資本金600万円程度を用意して参入するというのは、リスクが大きいです。

 

旅行代理店業界で働くためには、起業ではなく、雇用されるという選択肢のほうがよいでしょう

 

■大手旅行代理店か、中小旅行代理店か。

 

ナイトワーカーのネクストキャリアで管理人がお勧めしていない仕事は、大企業で働くことです。

 

一般的に大企業には、人材を効率よくトレーニングする研修システムがあります。そして、その研修システムの生産性を最大化するためには、同じようなスタートラインに立っている人、すなわち大卒新卒である人を雇用することのメリットが大きくなります。

 

女子大生キャバ嬢のように、新卒枠に挑戦できる人は別dす、そうでない人にとって大企業で働くことは、高確率で自らを不利な状況に送り込んでいます。

 

※上記のような研修システムを採用していない企業もあるかもしれません。あくまで一般論としてお考えください。

 

 また、大きな組織であるほど、人間を役に立つかどうかではない要素で見る傾向があります。

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大企業になると「役に立つかどうか以外の軸」で評価されやすくなる。

 

数が多ければ多いほど、ナイトワーカーという職業に対して、よくない印象を持つ人もいるでしょう思うだけならば、その人の自由です。

 

しかし、大きな会社の場合、そのよくない印象が何らかの形で評価に組み入れられている傾向が強まります。その理由は、大きな会社になればなるほど、役に立たない人間が少しぐらいいても、会社が潰れないからです。

 

半面、小さな組織には、そのような余裕はありません。会社にとって良いか悪いかは、その人の過去ではなく、その人の今のパフォーマンスで判断されます。なぜなら、そうしないと会社が潰れるからです。

 

旅行代理店には大企業から中小企業まで、様々な切磋琢磨しています。しかし、ナイトワーカーがネクストキャリアとして旅行代理店業界を目指す場合は、上記の理由から、中小の旅行代理店を目指したほうがよいです

 

もちろん、最初から選択肢として大企業をなくそうという話ではありません。しかし、何が何でも大企業。という、ある種の大企業病にかかってしまうのはよくないでしょう

 

重要なのは、貴方がネクストキャリアにおいて、成長し続け、活躍して、周囲の人へ貢献することです。どのような仕事をするかは重要ですが、会社の名前それ自体は重要ではありません。

 

■どのように活躍するか。

 

旅行代理店の仕事は、概ね以下の3つにわけることができます。この業務のいずれか、もしくは全ての場面で、ナイトワークで培ったコミュニケーションスキルを活用していくことができれば、活躍できる人材になれます。

 

  • ツアーの販売

※他の人が作ったパッケージツアーを販売する仕事。お客様のふわっとした要望をヒアリングし、複数あるツアーの中からお客様にぴったりのプランを提案できるかどうかが重要

 

 

  • ツアーのプランニング

※お客様のふわっとした要望をヒアリングし、旅行そのものを一緒に作り上げる仕事。無理のないスケジュールや、お客様がイメージできないような知識をプロの視点からレクチャーしていくことも必要。

 

 

  • 添乗員として付き添う

※ツアーに同行し、お客様がツアーを楽しめるよう、逐次サポートを行う仕事。旅先での急なアクシデントでも対応できるよう準備する姿勢とホスピタリティが重要。

 

 

もちろん、知識は必要だが、業務の本質が、お客様の要望をヒアリングし、それを具現化することなので、最後にモノをいうのは人間力です

 

企画力と人間力で勝負ができる業界だからこそ、ナイトワーカーのネクストキャリアとして有望であり活躍が見込める仕事といえます。

 

■まとめ。

 

起業ではなく、雇用されるということが明確になっている以上、やるべきことも、また明確です。

 

貴方ができることは、貴方の今までのキャリアを棚卸しを行い、その会社で働くことに整合性があるかどうかをエントリー先の会社に判断してもらうことです。

 

中途採用の場合、スキルマッチ社風マッチで採用が決まります。また、中小企業の場合は基本的に通年募集・通年採用のため、タイミングによっては、よい人であっても採用されないということも多いです。

 

つまり、どういう事かと言うと。なかなか内定は取れないということです。ここは絶対に覚悟が必要です。

 

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内定までには、マッチング先を根気よく探す熱意が必要。

10社、20社、場合によってはもっと沢山の会社から不合格をいただくかもしれません。また、面接にすら進めず不合格になることも多いでしょう。

 

しかし、それはナイトワーカーであろうとなかろうと、通る道です。

 

自分のキャリアの棚卸しをおこない、ナイトワークで鍛えた傾聴力コミュケーション力といったスキルについて、旅行代理店の仕事でも十分に活用できるということを整合性をもって証明できれば、ネクストキャリアに進むことは絶対にできます。