キャバ嬢をやめたい人が読む話 | キャバ嬢の辞め方と昼職転職先リスト

キャリアカウンセラーがキャバ嬢の退職方法、辞め方、ネクストキャリアの候補先をまとめています。

No:23_キャバ嬢を辞めてウォーキングトレーナーに転職する。

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今の皆さんの状態は、マイナスでしょうか、プラスでしょうか。どんなビジネスでもそうですが、ビジネスで社会に貢献していくためには、何らかの形で個人か組織をプラスの方向に変革させていく必要があります。

 

ナイトワークをしている中で、へこんでいたり、落ち込んでいたりするお客様や、よりよい明日への活力を得るために夜の街に来るお客様など、様々なお客様のお相手をしたことはありませんか。

 

突き詰めていくと、夜のお店のお客様は、以下の2つに分けることができます。

 

■キャバクラに来るお客様の属性

  • マイナスをプラスにしたい

※凹むことがあったので、キャバクラに来た人

  • プラスをさらにプラスにしたい

※人生をさらに楽しむために、キャバクラに来た人。

 

 

お客様の状態というのは、マイナスかプラスのどちらかである場合が多いですが、ここにあまり注目されていない属性としてゼロをプラスにするという仕事が存在します。

 

そして、ゼロ状態のクライアントのプラスへのサポートをする仕事の一つにウォーキングトレーナーという仕事があります。

 

この、パラ・メディックの分野で注目されている仕事は、ナイトワーカーのネクストキャリアとして発展性・永続性のある仕事と言える理由がいくつもあります。

 

今回は、ナイトワーカーの転職先として、ウォーキングトレーナーの仕事を考察していきましょう。

 

■ゼロをプラスにする仕事。

 

ウォーキングトレーナーと似たような仕事でウォーキングコンサルタントという仕事が存在します。

 

呼び方自体は色々とあるかもしれないのですが。この2つの仕事には明確な区分があります。それは目標の目指し方、すなわち、ゴールが医療なのか美容なのかということです。

 

  • ウォーキングトレーナー

※リハビリから復帰した人が、自力で歩けるようになることを目的とした仕事。クライアントは病院や介護施設。呼び方は色々ある。

 

※より美しく歩くことを目的とした仕事。クライアントはモデルや、ビジネスパーソンなど。呼び方は色々ある。

 

 

パフォーマンス高く成果を出していくためには目標を明確にすることが重要です。なぜかというと、目標を明確にすれば、自然と今何をすべきかが見えてくるからです。

 

例えば、このブログを見ていただいてる人は「キャバ嬢を辞めよう」「水商売を辞めよう」「ナイトワークを辞めよう」と考えている人が多いと思います。

 

そういう人にとって、次にすべきことは、どのような仕事をするのがよいのかを明確にすることです

 

目標を定めれば、次に何をすればよいかが、はっきりと判明し、そのことに集中することができます。

 

自分自身が、前に進むためには、目標を明確に持つことが重要です。これは、自分自身の人生でも、ビジネスでも全てに共通する普遍的な考え方です。

 

ウォーキングトレーナーの仕事というのは、そういった意味で、パラダイムシフトとイノベーションがある仕事であると言える。

 

Learn to walk before you run.(走る前に歩くことを習え)という外国のことわざのように、美しく歩く前に、健康的に自分の足で歩くことを必要としている人達は大勢います

 

健康的に歩くことができない人が、健康的に歩ける人になる変革をサポートする。これがウォーキングトレーナーが世の中に発揮すべき価値だと言えます。

 

■ウォーキングトレーナーの顧客になる人

 

現在の病院。すなわち医療の分野というのは、あくまでマイナスをゼロにするための仕事です

 

しかし、自転車のこぎ始めをイメージしてもらうとわかりやすいのですが、自転車のペダルの重さはこぎ始めが一番重くはないでしょうか。だからこそ、貴方のサポートを必要としている人は多いことでしょう。

 

そして、ウォーキングトレーナーに必要な資質というのは、技術それ自体だけではなく、困っている人を助けたいという共感力であり、傾聴力であり、コミュニケーションスキルです。つまり、キャバ嬢がナイトワークで培ったスキルを活かすことができる仕事だと言えます。。

 

落ち込んだ気分を回復するためにキャバ嬢の所に行き、キャバ嬢のおかげで助かったという人は多いことと思います。

 

ウォーキングトレーナーの仕事はキャバ嬢として行ってきた社会貢献のほとんどの部分をスライドして活用することができるので、元ナイトワーカーに向いている仕事だと言えるでしょう。

 

■具体的な顧客

 

前述の通りウォーキングコンサルタントの仕事は、何らかの理由で自分の足で元気に歩くことができなくなってしまった人と、元気に歩けるようにサポートすることです。

 

そのため、ウォーキングトレーナーの具体的なクライアントは以下のようなパターンが多くなります。

 

 

上記のいずれにしても、医療・メディカルの分野で救済することができるのは、マイナスをゼロにするところまでで、ゼロをプラスにすることは必ずしもメディカルの仕事ではありません。

 

しかし、リハビリ分野や、筋力維持の分野というのは、長期にわたっての継続的な療養が必要な分野のため、モチベーションの維持が難しくります

 

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失われた機能を取り戻すには、長期の頑張りが必要だ。

大切なのは、当事者が人生を楽しく、充実して過ごすことです。しかし、こぎ始めの自転車のペダルが重いように、ゼロからのスタートは非常に大変なことです。

 

だからこそ、ウォーキングトレーナーには、知識・スキルを超えた人間としてのホスピタリティやコミュニケーション力が求められます。

 

■重要なことは当事者意識を持ってもらうこと。

 

ウォーキングコンサルタントになるためには、沢山の技術的な勉強が必要なことは言うまでもありません。しかし、それと同時に顧客となる人への精神的な変革のサポートも非常に重要な仕事となります。

 

現在がマイナスに近い人にとって、変革していくためのマインドセットは非常に心の体力が必要な場合が多いことでしょう。

 

具体的には他責志向、つまり、自分以外の誰かの責任にするという発想になるための罠が多く仕掛けられています。

 

例えば、貴方が酔っ払いの運転する車に引かれた場合、それは貴方の責任でしょうか。

 

もちろん、貴方の責任ではありません。しかし、その場合でも、貴方の体を治すことは、貴方にしかできないことなのです。

 

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怪我が自分の責任でなかったとしても、治すには自分の”意志”が必要だ。

自分の体が思うように動かなくなったことは、貴方の責任ではありません。しかし、貴方が元気になるためのハードルは貴方自身で越えていかなくてはならないのです。

 

自分に落ち度がないにも関わらず、不幸な事故に巻き込まれることもあります。健康にどれほど気を付けていたとしても避けられない方向から病魔は襲ってきます。

 

自分の責任ではないことであっても、自分のこととして捉えて、自分で前に進んでいかなくてはならない。自分に責任のない事故・病気に会ってしまった当事者にとって、これは何より大変なことです。

 

しかし、だからこそ、この仕事はナイトワーカーが行う必然性のある仕事だと言えます。

 

ナイトワークの世界で働く人は、必ずしも自分の意志でこの世界に足を踏み入れた人ばかりではないはずです。

 

まだ、スカウトに半ば騙されてこの業界に入った人や、自分の浪費ではない原因でお金が必要になり、夜の世界に来た人もいることでしょう。

 

もちろん、それは自分の責任ではありません、しかし、自分の責任として考えて行動していかなくては前に進むことはできません。

 

どれほどの理不尽なことであっても、自分の意志で進もうと思わなくてならないことが沢山この世には存在します。

 

そして、夜の仕事をしている人はこのような現場をリアルに知ることができる。これは、非常に有益な経験となります。

 

「老い」も「脳卒中」も「交通事故」も自分の責任ではない場合は多いですが、自分の事として考えて行動していかなくては前に進むことはできません。

 

自分の責任ではない「苦しみ」や「無力感」に対して共感・傾聴・伴走していくというスキルがウォーキングコンサルタントには求められることとなります。

 

そして、貴方が当事者でなかったとしても、夜の仕事では、そういったスキルを習得するだけでなく、体得する機会に恵まれています。

 

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昼職への転職は大変だが、理不尽な状況から前に進んだ経験は、必ず役に立つ。

 

もし、今、貴方が「自分の責任ではないことで苦しんでいる」でおり、そこから前に進んでみようと思っているとしたら、それは、非常に貴方の為だけではなく、他の人の人生に対しても大きな貢献ができる非常に重要な価値となります。

 

キャバ嬢を辞めて、昼の仕事に転職することは楽なことではありません。しかし、その経験は自分の為にも、他の人の為にも確実に役に立つことでしょう