キャバ嬢をやめたい人が読む話 | キャバ嬢の辞め方と昼職転職先リスト

キャリアカウンセラーがキャバ嬢の退職方法、辞め方、ネクストキャリアの候補先をまとめています。

No:29_キャバ嬢を辞めて地ビールメーカーに転職するにはどうするの?

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突然ですが、皆さんは「ビール」を飲みますか?

しかし、「ビールをください」と聞いた場合、何か変だなと思う人も多いことでしょう。

 

本来、この世に「ビール」という名前の「ビール」はありません。どのビールにも、特定のブランド名が付いています。

 

これをマーケティング用語的にはブランディングと言います。

 

ビジネスの基本的なやり方は、同じものを安く売ることか違うものを売ることです。

 

そして、違うものを売る為には、ランディングが非常に重要です。

 

これは、夜の世界でも同じです。夜の世界で働く人は皆がキャストですが、〇〇ちゃんだったりと、それぞれに固有の名前がついており、皆がブランド化されています。

 

キャバ嬢を辞めて昼職に就く際のコンセプトは、今までのキャリアを活かすことができる仕事に就くことが大切です。そのためには、夜の世界との共通点の多いビジネスをすることが重要になるでしょう。

 

そして、夜の世界とビール(酒造メーカー)というのは、こういったブランディングが重要なビジネスであるという共通点があります。

 

なぜなら、中小のメーカーであっても、大手のメーカーとは異なるコンセプトやアイデアを持っていたり、独自の素材を盛り込むことで、十分に差別化が可能な業界だからです。

 

夜の世界も同じく、徹底的に差別化された世界です。お客様は、そのお店に来ているというよりも、貴方という差別化された価値に魅力を感じているからお店にきていただけています。

 

夜の世界で活躍してきたキャバ嬢は、こういったブランディングビジネスの世界で活躍するための方法を体得してきている人材であるということができるでしょう。

 

今回のテーマである地ビール会社(酒造メーカー)というのは、ブランド化が重要な業界です。

 

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素材の段階から、様々なイノベーションが発揮できる。

また、夜の仕事でビールやワインを売っていたことは当然あるでしょう。

 

つまり、ユーザーとして、実際にその商材を売っていたことがある、つまり、商品知識の面でも非常にアドバンテージのある業界なのです。

 

今回は、ビールやワイン、いわゆるお酒の会社で活躍するための方法について、考えていきたいと思います。

 

■キャバ嬢のポジション

 

ビジネスで一番重要なのは、市場に選ばれることです。これは、夜の仕事でも昼の仕事でも同じです。例えば、これが芸術ならば、市場に選ばれることを前提にしなくとも問題ありません。ビジネスの特徴と言えるでしょう。

 

今、生きている誰からも理解されず、後世になって初めて理解されたという芸術はいくらでも存在します。しかし、ビジネスは常に、マーケットからの支持を得る必要があります。

 

では、マーケットからの支持を得るためには何をすればよいのでしょうか。当たり前かもしれませんが、それは、マーケットの声をヒアリングすることです。

 

今まで、お酒を売る仕事をして、お客様の反応はどうだったでしょうか。実はその時のお客様の反応を回収することは非常に大きな価値になります。こういったナマの情報を基に仕事を改善していくことがビジネスの成功には非常に重要です。

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積極的に人と会い、リアルな情報を集めよう。


 実は、この、人の話を聴くというスキルは意外に難しいスキルです。事実、お客様の声を聴くことが上手な人と、聞くことが苦手な人は存在します。

 

元キャバ嬢がワインメーカーで働く場合、お酒の知識だけでなく、今までナイトワークで培ったお客様の声を聴くというスキルを活用するこができます。

 

ナイトワーカーがワインメーカーで働くメリット

・お酒の知識を活かすことができる。

・人の話を聴くというスキルを活かすことができる。

 

 

ナイトワークで培ったスキルを活用しての営業兼・マーケティングのポジション。このポジションで働くことで、活躍することができるでしょう。

 

地ビールメーカーで働く元キャバ嬢のお客様は誰か?

 

では、地ビールメーカーメーカーで働く場合のお客様とは誰でしょうか。

 

もちろん、エンドユーザーである、実際にビールを買ってくださるお客様もそうですが、もう一つ抑えておきたいのは、エンドユーザーのハブになる人。すなわち飲食店や小売店のかたです。

 

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スーパーや飲食店からの支持を受けることが大切です。


そして、エンドユーザーと異なり、小売店・飲食店の方に販売する場合、味や値段以外のセールスポイントを説明する必要があります。

 

■味・値段以外のセールスポイント例

 

・利益率はどれぐらいか。

※ビジネスにおいて重要なのは、売上げよりも利益です。利益率の高さは非常に重要です。

 

・どれぐらい売れるのか。

※どれほど、利益率の高い商品でも、販売個数が少なくてはビジネスは成立しません。

 

・安定的に供給できるのか。

※ビールなどの商材の場合、生産量を増やすことができない場合があります。せっかく買いにきていただいたお客様に品切れです。というのは非常にがっかりです。

 

・日持ちはどれぐらいか。

※ワインの場合あまり気にしなくてもよいですが、一般的に食品は腐ります。腐ってしまうと商品価値がなくなるため、物販において日持ちは重要な指標です。

 

・陳列スペースはどれぐらい必要か。

※店舗の広さ=コストです。都心ならば、坪当たりの売上げは非常に重要なKPIです。小さいスペースで坪当たりの売上げを増やすためにはなるべく狭いスペースで利益が出る消費が好ましいでしょう。

 

 

もちろん、これ以外にも重要な指標は存在すると思います。しかし、重要なのは、お客様である小売店さんや飲食店さんがどのようなニーズを持っているかを確認することです。

 

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売店のニーズをヒアリングすることが大切

そして、その確認のためには、お客様に対して親身になってヒアリングを行うことです。ここで、ナイトワークで培ったお客様から傾聴するスキルを活かすことができます。

 

■今のうちに、人脈を作ろう。

 

ネクストキャリアに向けて、夜職で働きながらできることとしては、人脈を構築しておくことです。

 

ここで言う人脈とは、いざとなった時、貴方に対して力を貸してくれる人です。

 

力というのは、基本的にお金ではありません。重要なのは、貴方の相談に乗ってくれたり、よいビジネスパートナーを紹介してくれたりすることです。

 

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今できることを全力で取り組むことで信頼を獲得できる。

夜の世界は自分が楽しむという需要も当然ありますが、接待の需要、つまりビジネスの需要というのも非常に多く存在します。自分で楽しみにきたお客様、ビジネスでいらしていただいたお客様との人脈は、昼職デビューの際に大きな助けとなることでしょう。

 

では、そういった人脈を構築するためには、どうすればよいでしょうか。

 

それは、お客様にご料金以上の満足をしていただくことです。プロとしてのスキルは料金以上の目に見えない価値を発揮して、お客様に満足していただくことです。

 

キャバ嬢として夜の世界で料金以上に頑張った経験は、やがてかけがえの無い財産として、貴方を強力にサポートしてくれます。

 

どんな仕事であれ、今できることを全力で取り組んでいる人を社会は応援してくれます。