キャバ嬢をやめたい人が読む話 | キャバ嬢の辞め方と昼職転職先リスト

キャリアカウンセラーがキャバ嬢の退職方法、辞め方、ネクストキャリアの候補先をまとめています。

No:39_キャバ嬢の昼職転職の限界年齢はいくつなの?30代、40代キャバ嬢が身につけておくべきキャリアと昼職転職方法

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生きていくためには、お金を稼がないといけないので、夜の仕事であれ、昼の仕事であれ、何らかの仕事をしていく必要はあります。

 

良いも悪いも無い現実として、たとえ公務員のような終身雇用の仕事であっても、資本主義で自由経済の中に生きている以上、何かしらの武器が無い人材は解雇、淘汰されてしまいます。

 

そして、「若さ」という武器はいずれ確実に無くなります。

 

そのため、「若さ」だけを武器に働いている場合は「若さ」が無くなり次第、ビジネスパーソンとして確実に「退場する」ことになるでしょう。

 

だからこそ、ビジネスパーソンは年齢を重ねれば重ねるほど増えていく「積み上げ式」の働き方をする必要があります。

 

これは、夜職でも昼職でも共通する普遍的な法則です。

 

また、先に、積み上げ式の仕事と言いましたが、実は働き方には以下の積み上げ式の働き方と使い捨て式の働き方の2種類しかありません。

 

 

■仕事の種類

 

・積み上げ式の仕事/働き方

 

・使い捨て式の仕事/働き方

 

 

 

積み上げ式の仕事(働き方)は、年を重ねるにつれて楽に、大きくなっていきます。しかし、使い捨て式の仕事は年を重ねるにつれて、きつく、小さくなっていきます。

 

キャバ嬢であれ、ホステスであれ、自分自身の働き方が使い捨て式の働き方をしている場合、人生はどんどん苦しくなり、生きていくことが難しくなるでしょう。

 

そのため、年齢を重ねても幸せに生きていくためには積み上げ式の仕事で生きていく必要があります。

 

このことは、キャバ嬢であるということ自体で積み上げ・使い捨てが決まるのではなく、自分自身の働くスタンス、つまり何を武器にして働いているかによって決まります。

 

今回は、キャバ嬢を続けていくとどうなるか、そもそも続けることができるのかどうかについて考察をしていきましょう。

 

■若さを武器にするキャバ嬢

 

若さを武器にする働き方は典型的な使い捨て式の働き方です。

 

若さだけを武器にするキャバ嬢、水商売女子は確実に死にます。なぜなら「若さ」は確実になくなるからです。

 

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昼職でも夜職でも「若さ」以外の強みを身につけていく必要がある。

 

これはキャバ嬢に限ったことではありません。アイドルやスポーツ選手、肉体労働者、そして、発展途上国の観光地での児童労働がまさにこれと同じです。

 

途上国の観光地に行くと、「子どもからモノを買わないで」と注意されます。小さい子どもが、物売りをしていると、お金持ちの外国人はつい、子どもからモノを買ってしまいますが、それは子どもだから売れているわけであり、そこに商人としての成長はありません。

 

子どもであるという、使い捨ての競争優位性によって味をしめて、ビジネスとしての努力を怠ると先はありません。しかも、裏では大人が操っています。

 

キャバ嬢は確かに若ければ売れてしまうということがあります。しかし、若さを競争優位性にして、成長努力を怠るキャバ嬢に待ち受けるものは確実な「退場」です。

 

何故なら、若さは確実に無くなるからです。だからこそ、「若さ」を利用して、若さ以外の市場価値を手に入れる必要があります。

 

■キャバ嬢を辞めて積み上げ式の仕事で頑張る

 

夜職であっても昼職であっても、仕事で積み上げるものは、スキルと人脈と貯蓄の3つしかありません。

 

どのような職業であっても、この3つを積み上げることを怠った場合、人生を重ねるにしたがって確実に疲弊をしていきます。

 

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スキル・人脈・貯蓄の3つを積み上げていく必要がある。

これは、夜職だからという特別なことではありません。夜の仕事は若いうちしかできない仕事のように思えますが、そうではありません。

 

例えば赤坂や祇園の料亭には芸子さんという仕事が存在します。

 

そこでは、三味線や舞踊などの芸や政治家やトップ社長を満足させることができるレベルの教養・トーク力を兼ねそろえた人たちが活躍しています。愛嬌は売りますが風俗ではなく水商売のカテゴリでしょう。

 

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芸子さんは何歳になっても可能な積み上げ式の夜職の1つ。

積み上げ式かどうかは夜職かどうかとは直接関係はありません。どのような仕事であれ、スキル・人脈・貯蓄の3つを上手に積み上げていくことが大切です。

 

 

■スキル

 

共感力、傾聴力に代表されるコミュニケーションスキルだけではなく、後輩を育成、マネジメントするスキルも含まれます。特に、30歳を超えると自分だけがすごい人よりも、周囲を巻き込んですごい人である必要があります。

 

夜職の世界は、個人プレーでもなんとかなってしまうことが多いですが、30歳以降程度の昼職の世界ではチームでの仕事が求められます。

 

個人プレーをしがちだとしたら、なるべくチームで仕事を行う経験を積みましょう。チームプレーの経験自体は夜職でも問題なく積むことができます。

 

■人脈

 

ただ、友達が多いということではありません。指名してくれる人が多いということでもありません。人脈の定義は色々とありますが、「自分の事を信頼してくれている人」と定義することがわかりやすいかと思います。

 

具体的には、困っているときに自分のために相談に乗ってくれる人です。お金をタダでくれる人ではないです。お金の例ならば、投資をしてくれる人です。

 

お金を使うのではなく、お金を使って事業を行い、大きくしたあと返済をするというお金です。

 

そのためには、日々の業務で信頼を積み上げていく必要があります。信頼は毎日の仕事をきちっと行うことで積みあがっていきます。

 

■貯蓄

 

金銭的な貯蓄です。株を買ったり、住宅を買ったりするパターンです。私は金融の専門家ではないので、私自身の意見としては、若いうちは本を読んだり、勉強会に参加するなどの自己投資に充てる方が、後々大きく回収ができるのではと思います。ここは正直わかりません。

 

株価に注目して、本業に集中できないのはマイナスなのでは?とは思います。

 

 

 

■そもそも、キャバ嬢を辞めて昼職に転職するのは何歳まで可能か。

 

日本では採用/不採用を年齢で区切ることは原則的に禁止されています。しかし現実的には年齢で区切られています。

 

 

■22歳(大卒)

いわゆる新卒枠。日本の伝統的な企業で、未経験者が許されるのはこの年齢までです。この年齢を超えると「何ができそうか?」ではなく「何をやってきたか?」を問われることになります。

※浪人生なども含むので、24歳ぐらいまでは可。

 

■30歳(女性のおおよその平均初婚年齢)

公務員の年齢制限の多いパターンの年齢です。この年齢を超えると未経験枠の仕事は大きく減ります。

 

■35歳

未経験者可の昼職が実質的に存在しなくなる年齢です。キャバ嬢が昼職に転職しようと思うならば、この年齢の前に何としてでも行動をする必要があります。

 

 

もちろん、主婦だった人が新しく働き始めるパターン等もあるので、年齢関係なく雇ってくれる会社は存在します。しかし、その場合は、直接のキャリアでなくとも、それ相応の即戦力性や人間力が求められます。

 

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22歳以降の昼職転職には年齢にふさわしい即戦力性が求められる。

 

この年齢制限の問題は現実として存在します。キャバ嬢に限らずスポーツ選手のネクストキャリアなど、同様の問題は頻繁に発生しています。

 

解説者やコーチとして引退後も同じ業界で活躍できるスポーツ選手はごくごく一部で、また女優への転身を失敗したアイドルも沢山存在します。表に出てこないから目立たないだけなのです。

 

■キャバ嬢をずっと続ける。まとめ。

 

夜職の世界は真剣に取り組めば色々と学べることは多く、有意義なポイントも沢山あります。

 

しかし、夜職をしているキャバ嬢が昼職に転職をしようと思った場合、何としてでも20代中盤頃から昼職転職活動を進める必要があります。

 

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昼職転職は何回も落選することも普通。諦めず挑戦を繰り返すことが大切。

 

昼職転職活動は、何社も何社も落ちることは普通ですが、ここで諦めずに試行錯誤を繰り返し、職務経歴書や面接にブラッシュアップをかけていくしか方法はありません。

 

大変かもしれないですが、ここが正念場と言えるでしょう。

 

もちろん、35歳以降でも方法が無いわけではありません。それは自分で起業することです。このブログでも取り上げたフォトグラファーや結婚相談所の相談員などは、比較的起業のハードルが低いでしょう。

 

色々と雑多な形ではありますが、どのような道であれ方法であれ、行動しブラッシュアップを繰り返すことでしか前に進む方法はありません。