キャバ嬢をやめたい人が読む話 | キャバ嬢の辞め方と昼職転職先リスト

キャリアカウンセラーがキャバ嬢の退職方法、辞め方、ネクストキャリアの候補先をまとめています。

No:31_キャバ嬢を辞めてペットシッターに転職するにはどうするの?

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夜職、とくにキャバ嬢として重要なスキルはお客様に好きになっていただくことです。好きの種類は沢山あるかと思いますが、自分に対して好意を抱いてもらうことが大切です。

 

キャバ嬢として、ビジュアルを磨くことは重要ですが、それ以外にも例えば人間は自分を肯定してくれる人、自分を理解してくれる人が一般的に好きですので、お客様の話をじっくりと聞くことができるコミュニケーション力が高いことが需要でしょう。

 

それ以外にも、話を聞く時の仕草や細かな言葉使いなど、相手に好きになってもらう、信頼してもらうために、トレーニングできることは沢山あります。

 

逆に、お客様に好きになってもらうことができない人は、いくら美人だったとしても夜職で働くことは難しいでしょう。

 

夜職で活躍できている人は、お客様に対して好きになってもらうスキルがある人、ということができますね。

 

では、好きになってもらうことは、人間以外にも可能でしょうか。例えば犬や猫です。

 

今回ご紹介するペットシッターという仕事は、人間だけでなく、犬や猫にも好かれる人に特に向いている仕事です。

 

近年のライフスタイルの多様化により、ペットを飼っているが、仕事や旅行などでどうしても世話ができないという人は多くいらっしゃいます。

 

今回はキャバ嬢を辞めた後のネクストキャリアとして、ペットシッターの仕事に就くことを考察していきましょう。

 

 

ペットシッターの仕事とは

 

端的に言うと、飼い主が旅行や仕事でペットの世話ができない場合に、飼い主に代わってペットの世話をする仕事です。

 

従来はこのような場合は、ペット病院がその役割を行っていました。しかし、犬や猫を飼っていた人でしたら「あるある話」なのですが、犬や猫は基本的に病院に行くことを不安がります。

 

 

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病院を不安がる動物は多い。人間でも?

 

 そのため、病院ではない場所に預けたいと考える飼い主の方は少なからず存在します。

 

そういった病院嫌いのペットを飼い主さんに代わって、飼い主さんのご自宅でペットの世話をするのがペットシッターの仕事です。

 

普段と変わらない環境でストレスの無い生活をペットに提供し、飼い主さんに安心を届けることが重要です。そのため、動物に対してもホスピタリティーを発揮できる人であることが大切でしょう。

 

ライフスタイルが多様化する現代において非常に重要な仕事であると言えるでしょう。

 

 

ペットシッターに必要なこと。

 

ペットシッターになるために、法的には動物愛護管理法によって規制されており、第一種動物取扱業者の登録を得る必要があります。命を預かる仕事ですから、しっかりとした認可に対してしっかりと勉強をしておくとは当然でしょう。

 

しかし、一流のペットシッターとなるためには、勉強だけでは不十分でしょう。大切なのは、心でありホスピタリティです。

 

ホスピタリティについては、ペットへのホスピタリティがあることはもちろんですが、飼い主様へのホスピタリティや信頼関係構築も当然のように重要です。

 

ペットシッターの仕事は原則的にお客様の不在時にお客様の家に入ります。お客様としたら、他人に対して鍵を預けることになりますので、人間として信頼できる人であることは必須です。それ以外にも、毎日のペットのレポートも必要でしょう。

 

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いつもと同じ場所で暮らすことで、ペットは不要なストレスの無い生活を送ることができます。

お客様はある意味、我が子のようにペットを可愛がっています。そのお客様と同じような気持ちでペットのお世話をし、その模様の報告を上げていくことが必要です。

 

お客様にリピーターになって頂くためには、そういった企業努力が非常に重要であると言えます。

 

もちろん、急な病気に対してのケアも大切ですので、病院との連携も非常に重要です。 

 

しかし、信用が大切なビジネスであるからこそ、積み上げ式のビジネスであり、長く行えば長く行うほど生産性が上がるビジネスであると言えます。

 

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ペットだけでなく、飼い主さんとの信頼関係も非常に重要です。

 

夜職でも、リピーターがご友人を連れてきてくださり、さらにそのご友人が別な方を連れてきてくださる。という状態を作ることができれば、どんどん成果はあがります。

 

それと同じよう、小さなサービスを心を込めて行うことで、どんどん成果は上がっていくビジネスであると言えます。まさに、夜職でのノウハウを活かすことができ、さらに、何歳になっても活躍できるビジネスであると言えるでしょう。

 

 

ペットシッターのその先

 

ペットシッターの弱点としては、美容室などと同じような、時間で成果が上がるタイプのビジネスですので、時給の壁を超えることが難しいということです。

 

時給の壁を超える方法は大きく2種類しかありません。時間当たり単価を上げるか、それ以外のキャッシュポイントを作るかです。

 

 

■時給の壁の超え方

 

1:時間当たり単価を上げる

※飼育が難しい動物や、いわゆる高所得層が納得するサービスを提供すること。例えばカリスマ美容師なら1カット3万円とかでもお客様は喜ぶ。

 

2:それ以外のキャッシュポイントを持つ

※ペットに関する書籍を出版する。弟子を作って法人化するなど。美容室やインストラクターと本質的には同じ拡大方法。

 

 

 

どちらでも可能ですが、私が事業コンサルの際、お客様へ常にお勧めしているのは、社会全体へ貢献していくことです。

 

そのため、お勧めなのは後者、つまり、カリスマペットシッターになることができた場合、そのノウハウを惜しみなく書籍や従業員に提供することです。

 

そうすることで、幸せな飼い主さんと、ペットが世の中に増えます。

 

ノウハウを提供すると、自分のビジネスがうまくいかなくなってしまうのでは?と思う方もいらっしゃるかもしれないのですが、意外にそうではありません。

 

特許侵害や工業製品などのコピーが簡単なものを真似することは良くないですが、ノウハウだけを真似しても、その本質を学ぶことは中々難しいものです。

 

また、ノウハウを真摯に学び取ることができたのならば、それは大変なことなので、本来的に称賛されることでしょう。これは「パクる」とは本質的に異なります。

 

また、倫理的なことだけではく、技術自体は常にブラッシュアップされています。そのため、一位になっても、常に技術を磨き続ける必要があります。

 

そして、トップランナーであり続けるためには、誰かに教えるという位置をキープし続けることが必要です。

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トップランナーであり続けるためには、ノウハウを惜しみなく開示することが大切。

 

そのためには、率先して自分のノウハウを教えていくことが大切でしょう。

 

これは、夜職の世界でも基本的には同じです。自分のお客様であっても、自分が接客できる範囲は限られています。

 

その時に積極的に回りに助けを求めることができる人ならば、せっかくお客様に来店していただいた機会が無駄にならないことでしょう。結果的に、自分に仕事が返ってくる好循環が生まれます。確かに、横取りをする仁義の無い人はいるでしょうが、その人は何より信頼を失うことでしょう。

 

もちろん、ライバルと接客力の真剣勝負をした結果、負けてしまったのならば、それは仕方が無いです。

 

しかし、競争に勝つため技術は常にブラッシュアップされます。結果的に誰も追いつくことができない最高のサービスを提供することができるようになります。

 

常に相談される位置に立ち、惜しみなくサポートをして、技術を磨き続けることは非常に重要でしょう。

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他の人のために頑張っている人の頑張りを、周囲はちゃんと見てくれている。

 

もちろん、他者を利用しようとするだけの人と付き合う必要はありません。しかし、そういった自分のために、他者を利用しようと行動している人を社会は必ず見ています。

 

これは夜の仕事でも同様です。そのため、夜職でも、こういったビジネスの本質を学ぶことがでると言えます。だかこそ、夜の世界で活躍してきたキャバ嬢ならばこういったノウハウを実務を通して学べていると言えるでしょう。

 

ペットシッターの仕事は、夜の世界で身に着けることができるホスピタリティや信頼構築力だけでなく、ネクストキャリアにおいても夜職で身につけたことを活かすことができる仕事であると言えます。

 

ぜひ、動物が好きでペットシッターのお仕事に興味があるという人は目指してみるのもいいかもしれません。

 



 

 

 

 

No:30_キャバ嬢を辞めて弁護士秘書に転職するにはどうするの?

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仕事をしていく上で重要なのは、生産性を上げることです。利益や儲けと考える場合もありますが、学校や病院など、必ずしも利益を求めていない仕事もありますので、生産性を上げることのほうがより最大公約数でしょう。

 

そして、生産性を上げるために必要なことは、分業です。複数のことを同時に行うよりも、1つ1つ細かく分割し、その1つにだけ集中することで、効果的に「慣れる」ことができるため、より上達することができます。

 

上記はどんな組織でも通用する普遍的なロジックですが、秘書の世界においては特に重要なロジックでしょう。

 

例えば、秘書と呼ばれる仕事で重要なことは、上司のサポートをすることです。そして、サポートとは上司が上司でなければできない仕事に専念できるような環境を作ることです。

 

このこと自体は、どの業界でも当てはまることですが、今回テーマとなる弁護士秘書という仕事においては特に重要な仕事です。

 

また、弁護士の秘書という仕事は夜の仕事で培われたスキルを活用することができる仕事のため、キャバ嬢のネクストキャリアとして非常に有望な仕事の1つということができます。

 

今回はこの弁護士秘書という仕事について掘り下げていきたいと思います。

 

 

■そもそも弁護士の仕事って。

 

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弁護士の仕事は、非常に幅の広い仕事である。

税理士、行政書士司法書士中小企業診断士など、士業と呼ばれる仕事は色々とありますが、弁護士の資格があれば、法的にはどの仕事でも行うことが可能です。

 

弁護士の仕事というのは非常に幅の広い仕事であると言えるでしょう。

 

しかし、オールマイティーであることは、デメリットになる場合があります。ビジネスの世界は競争の世界です。個々の人間の能力に大きな違いがない以上、専門的にプロフェッショナリティを磨いた人のほうがその分野で優れたプロになることができます。

 

これを、ビジネス用語的には集中と選択といったりします。

 

※もちろん、普通の人と、弁護士になるような人とでは何倍もの能力差があるかもしれませんが、各分野のプロ同士の間では、地頭力という点では差はないでしょう。例えば、一流の料理人と一流の弁護士で、地頭に大きな差はありません。

 

だからこそ、上司である弁護士先生は、特定の分野の専門家というようにセルフブランディングをしている場合が多いです。何でもできるということは、一流同士の間では、弱点となる場合も多いです。

 

しかし、だからこそ、上司である弁護士が業務に専念できるよう、弁護士でなくてもできる仕事を秘書が代わりに行うことが大切になるのです。

 

■キャバ嬢ならではの弁護士秘書

 

上記のように、弁護士の仕事は非常に幅が広いため、秘書の仕事も必然的に幅の広い仕事になります。そのため、夜職で身に着けたスキルをどのような形で発揮していくことが必要になるでしょうか。

 

ポイントは緊急性が低い仕事&専門知識がいらない仕事。すなわち、定期的に行うヒアリングの仕事。昔風に言うならば顔見せ・御用聞きの仕事です。

 

弁護士のクライアントには大きく分けて以下の2種類があります。

 

■個人の顧客

※離婚相談、交通事故相談、金銭トラブルなど、個人間での係争に関する相談など。

 

■法人の顧客

※企業が法令違反をしていないかどうかの確認、契約書のチェックなど。

 

 

このうち、個人の顧客に関して、その相談を受けることは専門知識が必要なため、知識がない人は行うことができません。また、そもそも、資格がない場合は法令違反となるのでできません。

 

法人の顧客に関しても、法律相談に乗ることは専門知識が必要、かつ、違法行為なので行うことができません。法人のお客様に行く際は挨拶ぐらいしかできないでしょう。

 

しかし、この挨拶というのが非常に重要です。

 

心理学の世界に単純接触効果・ザイオンス効果というものがあります。人間は何回も会うことによって、その人への信頼感を持つようになる。という効果です。

 

このザイオンス効果によれば、法人の顧客に対しては、単に挨拶に行くというだけでも、顧客との信頼関係構築において非常に有効だと言えます。

 

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挨拶をすることでも信頼関係の構築を進めることはできる。



そして、忙しい弁護士先生は顧客へのマメな挨拶をする時間を確保することは難しいでしょう。

 

元キャバ嬢の弁護士秘書が弁護士先生のために、大いに役に立てることは、忙しい先生の名代として顧客へ挨拶に行くことです。

 

もちろん、資格がないので、法律的なアドバイスをすることはできません。しかし、できることはあります。それは御用聞きです。

 

■顔を見せて、お困りごとをヒアリングする。

 

顧問先と弁護士先生の間で、常に100%の連携が取れているということはありません。弁護士の先生はプロですからあり得ない法的なミスはしないでしょうが、顧問先の企業は法的なミスをします。

 

そして、どういう時にミスが発生するかというと、顧問先が弁護士の先生に相談なく行動する時です。

 

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顧客のお困りごとを親身になってヒアリングすることが大切。

何か新しい契約を結ぶ時、何か新しいプロジェクトを進める時、ビジネスで何か進捗があった時、素人目には見逃してしまいがちな小さなリーガルリスクが多数発生します。

 

そして、素人が気が付くのは、そのリーガルリスクがとても大きくなった時です。

 

大きなトラブルになる前に、相談してほしかったというのが、顧問弁護士の本音でしょう。しかし、素人である企業はそのリスクに気が付くことはできません。また、多少そのリスクに気が付いていたとしても、企業の側から相談をするケースは少ないのではないでしょうか。

 

どのような情報でも同じですが、基本的に重要な情報は自分から取りに行く必要があります。

 

この情報を取りに行くという行動が、キャバ嬢がナイトワークの世界で身に着けた「人の話を引き出す能力」を活かすことができるフィールドであり、上司である弁護士に貢献できるポイントでもあります。

 

忙しい弁護士先生に代わって、顧問先を回り、最近どんなことをしているのかをヒアリングする。もちろん、そこで行われる話は法的な要素は含むことはできません。あくまでビジネスの近況を伺い、その内容を上司である弁護士先生に報告するのです。

 

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報告・連絡・相談は基本だが、非常に重要な仕事だ。

秘書の行動によって、企業はリーガルトラブルを大きく減らすことができるでしょう。

 

また、弁護士先生からのお願いをメールや電話ではなく、顧問先企業に対面で伝えることも重要でしょう。空間を共有することで伝わり方は大きく向上します。

 

「御用聞き&挨拶回り」。これを徹底して行うことが、コミュニケーション能力の高い元キャバ嬢秘書が弁護士先生に貢献しやすいことであると言えるでしょう。

 

 

■いっそ、自分が弁護士を目指す。

 

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最難関資格の1つだが、仕事をしながらでも司法試験に合格することは可能。

秘書の仕事をしているうちに、弁護士の仕事の面白さに気が付いたならば、自分自身が弁護士になるというのもありかもしれません。

 

昔と異なり、弁護士になることはだいぶ簡単になりました。法科大学院を修了するか予備試験に合格した後、司法試験に合格するというようなコースを経ることで、弁護士の資格を得ることはできます。もちろん、物凄く難しい試験ではありますが、働きながらの資格取得が可能な筋道は存在します。


 今は、弁護士の数が増えたため、弁護士であるだけでお金を稼げる時代ではないです。だからこそ、弁護士の仕事が面白いと思える人でなければできないでしょう。

 

そして、本当に面白いと思えるかどうかは実際にやってみないとわかりません。もちろん、実際にやってみることはできないので、可能な限り近くで見ることが必要でしょう。

 

社会は目標に向かって頑張る人を必ず応援してくれます。

 

 

 

No:29_キャバ嬢を辞めて地ビールメーカーに転職するにはどうするの?

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突然ですが、皆さんは「ビール」を飲みますか?

しかし、「ビールをください」と聞いた場合、何か変だなと思う人も多いことでしょう。

 

本来、この世に「ビール」という名前の「ビール」はありません。どのビールにも、特定のブランド名が付いています。

 

これをマーケティング用語的にはブランディングと言います。

 

ビジネスの基本的なやり方は、同じものを安く売ることか違うものを売ることです。

 

そして、違うものを売る為には、ランディングが非常に重要です。

 

これは、夜の世界でも同じです。夜の世界で働く人は皆がキャストですが、〇〇ちゃんだったりと、それぞれに固有の名前がついており、皆がブランド化されています。

 

キャバ嬢を辞めて昼職に就く際のコンセプトは、今までのキャリアを活かすことができる仕事に就くことが大切です。そのためには、夜の世界との共通点の多いビジネスをすることが重要になるでしょう。

 

そして、夜の世界とビール(酒造メーカー)というのは、こういったブランディングが重要なビジネスであるという共通点があります。

 

なぜなら、中小のメーカーであっても、大手のメーカーとは異なるコンセプトやアイデアを持っていたり、独自の素材を盛り込むことで、十分に差別化が可能な業界だからです。

 

夜の世界も同じく、徹底的に差別化された世界です。お客様は、そのお店に来ているというよりも、貴方という差別化された価値に魅力を感じているからお店にきていただけています。

 

夜の世界で活躍してきたキャバ嬢は、こういったブランディングビジネスの世界で活躍するための方法を体得してきている人材であるということができるでしょう。

 

今回のテーマである地ビール会社(酒造メーカー)というのは、ブランド化が重要な業界です。

 

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素材の段階から、様々なイノベーションが発揮できる。

また、夜の仕事でビールやワインを売っていたことは当然あるでしょう。

 

つまり、ユーザーとして、実際にその商材を売っていたことがある、つまり、商品知識の面でも非常にアドバンテージのある業界なのです。

 

今回は、ビールやワイン、いわゆるお酒の会社で活躍するための方法について、考えていきたいと思います。

 

■キャバ嬢のポジション

 

ビジネスで一番重要なのは、市場に選ばれることです。これは、夜の仕事でも昼の仕事でも同じです。例えば、これが芸術ならば、市場に選ばれることを前提にしなくとも問題ありません。ビジネスの特徴と言えるでしょう。

 

今、生きている誰からも理解されず、後世になって初めて理解されたという芸術はいくらでも存在します。しかし、ビジネスは常に、マーケットからの支持を得る必要があります。

 

では、マーケットからの支持を得るためには何をすればよいのでしょうか。当たり前かもしれませんが、それは、マーケットの声をヒアリングすることです。

 

今まで、お酒を売る仕事をして、お客様の反応はどうだったでしょうか。実はその時のお客様の反応を回収することは非常に大きな価値になります。こういったナマの情報を基に仕事を改善していくことがビジネスの成功には非常に重要です。

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積極的に人と会い、リアルな情報を集めよう。


 実は、この、人の話を聴くというスキルは意外に難しいスキルです。事実、お客様の声を聴くことが上手な人と、聞くことが苦手な人は存在します。

 

元キャバ嬢がワインメーカーで働く場合、お酒の知識だけでなく、今までナイトワークで培ったお客様の声を聴くというスキルを活用するこができます。

 

ナイトワーカーがワインメーカーで働くメリット

・お酒の知識を活かすことができる。

・人の話を聴くというスキルを活かすことができる。

 

 

ナイトワークで培ったスキルを活用しての営業兼・マーケティングのポジション。このポジションで働くことで、活躍することができるでしょう。

 

地ビールメーカーで働く元キャバ嬢のお客様は誰か?

 

では、地ビールメーカーメーカーで働く場合のお客様とは誰でしょうか。

 

もちろん、エンドユーザーである、実際にビールを買ってくださるお客様もそうですが、もう一つ抑えておきたいのは、エンドユーザーのハブになる人。すなわち飲食店や小売店のかたです。

 

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スーパーや飲食店からの支持を受けることが大切です。


そして、エンドユーザーと異なり、小売店・飲食店の方に販売する場合、味や値段以外のセールスポイントを説明する必要があります。

 

■味・値段以外のセールスポイント例

 

・利益率はどれぐらいか。

※ビジネスにおいて重要なのは、売上げよりも利益です。利益率の高さは非常に重要です。

 

・どれぐらい売れるのか。

※どれほど、利益率の高い商品でも、販売個数が少なくてはビジネスは成立しません。

 

・安定的に供給できるのか。

※ビールなどの商材の場合、生産量を増やすことができない場合があります。せっかく買いにきていただいたお客様に品切れです。というのは非常にがっかりです。

 

・日持ちはどれぐらいか。

※ワインの場合あまり気にしなくてもよいですが、一般的に食品は腐ります。腐ってしまうと商品価値がなくなるため、物販において日持ちは重要な指標です。

 

・陳列スペースはどれぐらい必要か。

※店舗の広さ=コストです。都心ならば、坪当たりの売上げは非常に重要なKPIです。小さいスペースで坪当たりの売上げを増やすためにはなるべく狭いスペースで利益が出る消費が好ましいでしょう。

 

 

もちろん、これ以外にも重要な指標は存在すると思います。しかし、重要なのは、お客様である小売店さんや飲食店さんがどのようなニーズを持っているかを確認することです。

 

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売店のニーズをヒアリングすることが大切

そして、その確認のためには、お客様に対して親身になってヒアリングを行うことです。ここで、ナイトワークで培ったお客様から傾聴するスキルを活かすことができます。

 

■今のうちに、人脈を作ろう。

 

ネクストキャリアに向けて、夜職で働きながらできることとしては、人脈を構築しておくことです。

 

ここで言う人脈とは、いざとなった時、貴方に対して力を貸してくれる人です。

 

力というのは、基本的にお金ではありません。重要なのは、貴方の相談に乗ってくれたり、よいビジネスパートナーを紹介してくれたりすることです。

 

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今できることを全力で取り組むことで信頼を獲得できる。

夜の世界は自分が楽しむという需要も当然ありますが、接待の需要、つまりビジネスの需要というのも非常に多く存在します。自分で楽しみにきたお客様、ビジネスでいらしていただいたお客様との人脈は、昼職デビューの際に大きな助けとなることでしょう。

 

では、そういった人脈を構築するためには、どうすればよいでしょうか。

 

それは、お客様にご料金以上の満足をしていただくことです。プロとしてのスキルは料金以上の目に見えない価値を発揮して、お客様に満足していただくことです。

 

キャバ嬢として夜の世界で料金以上に頑張った経験は、やがてかけがえの無い財産として、貴方を強力にサポートしてくれます。

 

どんな仕事であれ、今できることを全力で取り組んでいる人を社会は応援してくれます。

 

 

 

No:28_キャバ嬢を辞めて大企業の受付嬢に転職するにはどうするの?

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大きな会社、大きなビルで受付嬢をする仕事というのは女性にとってあこがれの仕事の1つと考える人も多いでしょう。

 

実際、受付嬢というのは企業の顔であり、企業のイメージを具現化したビジュアルの女性が多く働いています。

 

企業の顔として受付嬢として働いてみたい、と考える女性は多いことと思います。

 

では、実際のところ、大企業の受付で働くにはどのような方法があるのでしょうか。そして、キャバ嬢のネクストキャリアとして受付の仕事というのはどのようなものなのでしょうか。

 

その2点を考えていきたいと思います。

 

■受付嬢の雇用形態

 

まず、受付嬢というポジションが存在するということは、大きなビルである必要があるため、必然的に中小企業ではなく、大企業での勤務になります。

 

そして、一般的に、大企業で働く場合というのは、受付嬢に限らず、雇用形態が直接雇用、いわゆる正社員雇用のパターン間接雇用(派遣・業務委託)で働くというパターンが存在するということです。

 

・正社員雇用/直接雇用

※その会社の社員として働くパターン

 

・間接雇用(派遣・業務委託)

※別な会社にやとわれて、大企業で働くパターン

 

 

 ここで、注意したいのは、自分の中でのキャリアイメージです。受付で働きたい人は、どのようなキャリアを考えているのでしょうか。

 

つまり、例えばトヨタならば、トヨタの社員になって受付で働きたいのか、受付嬢になることが優先なのかということです。

 

 

■大企業の受付課の人間として受付業務をする。

※大きなビルを持つ大企業の正社員として働くパターン。身分はその企業の正社員。

 

■派遣会社から派遣されて、受付業務をする。

※例えば警備会社。警備会社に所属して派遣されるパターン。所属は警備会社。

 

 

前者ならば、大企業に就職して受付課に配属されるというスキームになり、後者ならば例えば警備会社に就職するというスキームになります。

 

このうち、現実的なのは後者の警備会社パターンです。女子大生の時に一瞬だけキャバ嬢をしました、のような実質的に大学生の新卒採用パターンを除くと、現実的に大企業に正社員で雇用されて働くという可能性はほぼ無くなっており現実的ではありません。

 

■大企業に正社員就職して受付課に配属される。

 

私自身、大手の採用会社で新卒採用の現場に携わったこともありますが、大企業で働くためには、現実的に新卒採用のワンチャンスしかありません。

 

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大企業へ正社員で入社する方法は、全く別のルートである。

そして、新卒枠で大企業に入社をするパターンは、いわゆるナイトワーカーが就職していくルートとは全く異なります。

 

以下はざっくりとした日本の大企業への就職ルートです。もちろん例外もあるとは思います。

 

  • 高校生の時

※とにかく大学進学。それも、ある程度の有名大学に進学すること。

 

※学歴フィルターは表向きには存在しませんが確実に存在します。企業によっては一定レベル以上の大学を卒業していないと、そもそも選考の土台に乗れない場合があります。

 

※もちろん、学歴フィルターの緩い企業もあるので、一概にいうことはできませんが、それでも誰もが知っている有名企業に就職したいなら、だれもが知っている有名大学に進学したほうがよいです。

 

※しかし、ここで最も重要なのは、大学の名前それ自体よりも、10代のうちから何かに対して一生懸命に取り組んだという経験を積むことです。スポーツでも芸術でも構いません。そのため、結果的に大学に不合格でも、優秀な成果を得られなかったとしても構いません。

 

※もちろん、これはあくまでも確率の話で例外はいくらでもあります。

 

  • 大学1・2年

※とにかく、面接の際に話す内容を経験すること。

 

※企業の面接で聞かれるのは、大学時代に何を学び、どのように成長したかです。学業である必要はありませんが、自分の進みたい目標に沿った学生時代を戦略的に過ごすことが必要です。

 

※また、この時期に先輩から情報をヒアリングするなどし、3年・4年で何をするかの準備をする必要があります。

 

  • 大学3・4年

※とにかく実際の選考活動に参加します。

 

エントリーシートと呼ばれる履歴書のようなものを書き、SPIのような知能テストの対策、集団面接の対策など、各種の対策をしつつ、実践に臨みます。

 

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大学生の就職活動は高校生の時からの準備が必要。

ざっくりとした書き方ですが、このように、非常に長い道筋を経る必要があります。

 

もちろん、いわゆる女子大生キャバ嬢が、ナイトワークで培ってきたコミュニケーションスキルを使用して、御社で受付の仕事をしたいです。というストーリーを大学生活で辿るというのは無しではないかとも思います。

 

しかし、それをもって大企業から内定をとる、すなわち競合となる人材よりも抜きん出るレベルのコミュニケーションスキルを得ることができるのは、ほんの一握りでしょう。

 

確かに、そういう人も存在しますが、それはごくごく一部の例外で、その例外をもって皆もそのキャリアを選ぼうということを喧伝するのはよくないと考えます。

 

これを認知バイアスと言ったりします。極々一部のすごい人を全ての人に当てはめるのは非常に悪い行為と考えます。

 

※例えば、女性ですと「出産なんてたいしたことなかった」と言う人がいるとは思いますが、その発言を自分に当てはめるのは絶対にやめたほうがいいです。少なくとも産婦人科の先生はそんなことは言いません。それはプロとして非常に無責任な行為だからです。

 

人生のキャリアプランは徹底して現実的に考えていくことが大切です。

 

※受付課という課はおそらくないと思います。おそらく総務課か秘書課あたりでしょう。

 

 

■警備会社から受付嬢になる。

 

前述の通り、新卒のワンチャンスを逃した場合、大企業の受付課に配属されるのは現実的に不可能です。

 

では、キャバ嬢を辞めて受付嬢になることはできないかと言われると、そんなことはありません。具体的には警備会社に就職することです。

 

警備の仕事というと男性が行うガードマンのような仕事を想像されるかもしれませんが、それだけではありません。

 

一般的に警備会社というのは、六本木ヒルズのような大きな雑居ビルの会社と契約をしているため、併せて受付嬢のポジションも担当している場合があります。

 

また、自社の専用ビルを持つ大手企業であっても、受付部門というのは部分的にアウトソースされている場合があります。その場合、派遣社員として、その会社に配属されるというパターンがあります。

 

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警備会社の一部門として、受付嬢のポジションが存在する。

 

大企業が何故、新卒採用に拘るかと言えば、自社で人材を純粋培養したいからです。そのため、自社のコアバリュー(中心となる価値)以外の部分はアウトソースする場合が多いです。

 

そのアウトソース先として選ばれるのが警備会社になるので、警備会社に就職し、併せて発注される受付嬢のポジションで働くというのが現実的です。

 

※会社が買収や統廃合などで、結果的に大企業の正社員になるというパターンはあるとは思いますが、これは従業員が自分の意志でどうこうできる問題ではありません。

 

■会社からの評価よりも、社会からの評価

 

受付嬢という仕事自体はナイトワークで培ったコミュニケーションスキルを活かすことができる仕事なので、ナイトワーカーが活躍できる仕事ではあります。

 

また、ビルにいらっしゃったお客様をホスピタリティをもってお迎えする受付嬢の仕事は非常に重要な仕事です。

 

そして、受付嬢になること自体は、現実的な戦略を立てて行えば十分に可能です。

 

※ただし、直接に利益を生み出す仕事ではないので、稼ぐことは難しいでしょう。

 

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受付嬢の仕事を通じて「何を学ぶか」が大切です。

 

そして、だからこそ、重要なのは、何となく受付嬢というように選んではいけないということです。

 

人生は長いです。いつまでも、何歳になっても活躍して、社会に貢献していくためには、そういったキャリアイメージを持ちながら就職・転職活動をしていくことが必要です。

 

会社に所属する場合は、その会社に所属することで、どのような長期キャリアの構築が可能かどうかを考えて会社を選ぶことが重要でしょう。