キャバ嬢をやめたい人が読む話 | キャバ嬢の辞め方と昼職転職先リスト

キャリアカウンセラーがキャバ嬢の退職方法、辞め方、ネクストキャリアの候補先をまとめています。

No:26_キャバ嬢を辞めて土地バイヤーに転職する。

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大変な事件が起きました。都心の一等地を買うということで、積水ハウスという大手企業が地面師という詐欺師によって、50億円以上の金額をだまし取られたという事件です。

 

gendai.ismedia.jp

 

もちろん、地面師の手口が巧妙だったということもあるでしょう。しかし、積水ハウス側が本来の所有者や弁護士の忠告を黙殺し、取引を行ったなど、積水ハウス側の体制にも多くの問題があったのでという情報も多く出ています。

 

上場企業として、一般の方から多くのお金を投資していただいている以上、騙されたということについて、非常に大きな責任を取る必要があります。

 

もちろん、騙すほうと騙されるほうでは、騙すほうが100%悪いです。しかし、騙そうとする人が存在するというリスクは常に計算に入れておかなければビジネスはできません。ビジネスは徹底して現実論で行わなくてはいけません。

 

今回の件で積水ハウスはお金だけではなく、社内のチェック体制に問題のある会社ということで多くの信用も同時に失ったことでしょう。

 

今回の事を俯瞰してみていくと、不動産業界にとっては、土地を売ることと同じぐらい土地を買うことが難しいということが見えてきます。

 

そして、この土地を買う、すなわち土地バイヤーという仕事にとって重要なのは、冷静に交渉を進めていくというコミュニケーションスキルであるといえるでしょう。

 

事実として、積水ハウスの件では、冷静になって関係書類を読めば相手が嘘をついているということは判明していました。

 

自分はプロとして、常に冷静にコミュニケーションをとっていく、これができれば良かったのです。

 

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土地を買うめには、高度なコミュニケーションスキルが必要だ。

そして、このプロとして、常に冷静にコミュニケーションをとるという訓練は夜の世界でも十分に積むことができます。昼職転職において重要なのは、そこに気が付いて夜の世界で働くか、将来のことを何も考えずに夜の世界で働くかということです。

 

今回は、不動産業界。とりわけ、キャバ嬢を辞めた後、土地のバイヤーという仕事で活躍する方法について考察をしてきたいと思います。

 

■買うほうが大変なシロモノ

 

普通に生きている限り、お金があれば、買うということに苦労する経験はあまりありません。コンビニでもデパートでも定価で売っているものを定価で買うだけですね。

 

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定価のある商品を買うことはビジネスではない。

しかし、世の中には定価が存在しないものが、結構な数存在します。定価が存在しないものに価格をつけていくことは大変難しい場合があります。

 

土地の購入は、その一例でしょう。

 

価格を交渉によって決めていくことが土地バイヤー(不動産バイヤー)にとって重要な仕事になります。

 

■売る気が無い人から買う難しさ。

 

何故、買うことが仕事として成立するかと言えば、それは売る気が無い人から買うからです。

 

メリットが無い、困っていない、所有しておきたい等、売る気が無い理由は様々ですが、その気が無い人をその気にさせることは難しいです。しかし、だからこそ、それが仕事として成立するといえるでしょう。

 

もちろん、契約に関する様々な知識を勉強することは絶対に必要ですが、バイヤーとして不動産を購入するためには、地権者である地主さんと信頼関係を作り上げていくことが何より重要です。

 

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信頼関係の構築はどのような仕事でも重要

そして、この信頼関係を作り上げるというプロセスこそ、ナイトワークで培った接客力を活かすことができます。

 

お客様が夜のお店に来るときは、ただお酒を飲みに来ているのではありません。貴方という人間と一緒にお酒を飲めば楽しい時間を過ごすことができると、貴方のことを信頼しているから、いらっしゃっていただけるのです。

 

では、夜職で働く貴方はどのようにしてお客様と信頼関係を作っているでしょうか。このプロセスを何となくやっているか、それとも意図してやっているか、この違いで昼職転職後に活躍できるかどうかは大きく異なります。

 

信頼を得るための方法として、夜の仕事でトレーニングすることができる傾聴力・共感力・観察力といったスキル

が活用できることは言うまでもありません。

 

 

  • 傾聴力

※相手の話を親身になって聞く能力。人間は自分のことを理解しようとしてくれる人を信頼する傾向がある。

 

  • 共感力

※相手のことを、自分のこととして捉える能力。人間は自分と好みの合う人を信頼する傾向がある。

 

  • 観察力

※相手のちょっとしたことに気が付く能力。人間は自分のことをちゃんと見てくれる人を信頼する傾向がある。

 

 

 

そして、プロフェッショナルとして吸収しようと思いながら仕事に取り組むかどうかで、40歳・50歳になっても昼職で成長できる人間になれるかどうかが決まります。

 

この点において、不動産のバイヤーは、キャバ嬢を辞めた後の仕事として、キャリアを活かすことができる仕事であると言えます。

 

 

■信頼を得るべきは地主さんだけではない。

 

不動産バイヤーの直接のお客様は地主さんです。しかし、信頼関係を構築すべきは地主さんだけではありません

 

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いろいろな職業の人と有益な関係を構築しておくことが重要

一流の不動産バイヤーになるには、地主さんとつながりのありそうな人と信頼関係を事前に構築し、何かあった時に真っ先に相談をしてもらえる人というポジションに立っておく必要があるでしょう。

 

地主さんとつながりのある人とは、どのような人でしょうか。いろいろとあるとは思いますが、例えば以下のような職業の人が当てはまる人でしょう。

 

  • 税理士/弁護士さん

※地主さんが、相続税の相談で繋がる人。土地という高額な資産について、悩んでいる人は多い。

 

  • FP/保険会社の人

※税理士さんと概ね同じ。優秀なFPさんは、真っ先にお金の相談をしてもらえるポジションにいる。

 

※普段は資産のことを考えなくとも、認知症などの疑いがあった際には考えるようになる。医師の場合は事務的な診断にとどまるが、その後、後見人の手続きなどで司法書士さんに相談に行くパターンが存在する。

 

 

 

人間が社会的な生物である以上、すべての仕事はどこかで繋がっています。その繋がりの中で、だれが一番初めに有益な情報をキャッチすることができるのかを常に考え、つながりを構築していくことが人脈形成にとっては非常に重要です。

 

キャバ嬢として夜のお店でお客様のお仕事の話を聞くことは多いでしょう。そういった話の中で、どの仕事とどの仕事が繋がっているのか、それを考えながら夜の世界で働くことで、自分が昼の仕事で立つべき位置が見えてきます。

 

今、現在、何をすればよいかわからないというナイトワーカーのかたは、ぜひ今回の記事をもとに小さな目標を見つけてみてください。

 

絶対に自分のやりたいことが見つかるはずです。