キャバ嬢をやめたい人が読む話 | キャバ嬢の辞め方と昼職転職先リスト

キャリアカウンセラーがキャバ嬢の退職方法、辞め方、ネクストキャリアの候補先をまとめています。

No:15_キャバ嬢を辞めて写真家・フォトグラファーに転職する。

f:id:sleque:20181003014651j:plain

 

 カメラガール、カメラ女子。昔はカメラマンという言葉が示す通り、どちらかというと男性主体だったフォトグラフ業界に、女性写真家が続々と進出してきています。

 

カメラに対するイメージが変わってきたということもありますが、カメラの軽量化や、それなりのクオリティの写真でよいならば比較的簡単に撮れるというようなカメラの高性能化という要因もあるでしょう。

 

いずれにしても、カメラ一台で始めることができる、という手軽さもありプロ・アマを問わず写真を撮るという行為の敷居は大きく下がりました。

 

つまり、フォトグラファーとしてプロでやっていくためには、そういった上手なアマチュアから一歩突き抜けるレベルの何らかのプロフェッショナリティが必要と言えます。

 

ということは、逆説的ですが、アマチュアに比べて頭一つ抜ける何かしらの市場に支持されるプロフェッショナリティがあれば、プロのフォトグラファーとして生きていくことができます。

 

そこから先はマーケティングの世界でもあります。ナイトワーカーとし活躍する中で身につくコミュニケーション力、傾聴力、ホスピタリティといったスキルを紐づけたビジネスをセルフプロデュースすることで、元ナイトワーカーならでのフォトグラファーという生き方が可能になるでしょう。

 

高性能、プロでも通用するカメラが昔に比べて手ごろな価格で購入できたり、デジタル技術の進歩により現像が簡単になったことも追い風です。

 

f:id:sleque:20181003014641j:plain

カメラが軽量化されることで、写真家という職業で女性が活躍しやすくなった。

本稿はカメラガール、カメラ女子にとどまらない、もと水商売の女子だからこそできるプロのフォトグラファーについて深掘りをしていきましょう。

 

■フォトグラフの技術を磨く

 

まず、どのような仕事でもそうですが、ビジネスにおいてはスキルと人間力の2つが必要です。

 

  • スキル

※その分野で必要な技術の部分。今回ならば写真を撮るための技術。これは学ぶ必要がある。

 

※その仕事をする上で必要なスキル以外の部分。ビジネスならば社会の役に立つ必要がある。卓越したスキルだけでは社会に入っていくことは難しい。

 

いつものパターンですが、ここは我流で行うよりも、いったんどこかの写真教室に行くか、信頼できる師匠のもとに弟子入りをするのが近道でしょう。

 

本稿でお勧めしたいのは、弟子入りです。なぜなら、お金を払って習う場合と、働きながら学ばせていただく場合では、真剣度が大きく異なります

 

プロの世界は決して甘くは無い。しかし、社会は本気で変わりたい人は応援してくれます世の中はどこまでも厳しく、そして優しいのです

 

貴方が本当に真剣に自分のネクストキャリアに対して向き合っているならば、それを応援してくれる人は存在します

 

重要なのは、自分自身が本気で自分と向き合っているかどうかです。

 

■ナイトワーカーならではの要素を盛り込む

 

正直なところ、ただ写真を撮るだけならば今時、スマホのカメラで十分です。プロとしてフォトグラファーをやっていく以上、スマホの自撮り以上のよい写真をクライアントに提供していかなくてはなりません。

 

写真の対象となるのは、概ね「人」「モノ」の二つに分けることができます。このうち、ナイトワークで培われたコミュニケーションスキルが重要となるほうはどちらでしょうか。それは、おそらく人でしょう。

 

このように、自分の持っているスキルが活躍できる場所を探すことがこの分野でのマーケティングであると言えます。

 

そして、フォトグラファーがユーザーに提供できるものとは、突き詰めればよい写真です

 

写真を撮ってほしいユーザーに対して、よい写真を提供する。これがフォトグラファーが世の中に発揮できる価値です。

 

では、よい写真とはいったい何でしょうか。ここの定義をナイトワーカーならではのコミュニケーションスキルや共感力と上手く紐づけていくことで、フォトグラファーとしてのセルフブランディングやプロフェッショナリティの確立をしていくことができます。

 

■フォトグラファーに必要なコミュ力

 

考えかたはいろいろとありますが、人間はリラックスしているときに、高いパフォーマンスを発揮することができます。

 

中学・高校の時に部活動をしていた人ならばわかる人もいると思うのですが、できるようになったことを何回も何回も繰り返し練習するのは、本番においてもリラックスした状態で行えるようにするためという要素もあります。

 

ナイトワーカーの人もそうですが、初めてお店に立った時と、今の自分を比べてみるとどうでしょうか。最初は少なからず緊張していたが、回数を繰り返すことで、余計な力が抜けて、リラックスした状態で物事を行うことができます。ナイトワーカーとしてのプロフェッショナリティが上がった人もいるのではないでしょうか。

 

リラックスした状態ならば、本来のやるべきことに集中することができます。そういった状況をフォトグラファーとしての自分のクライアントに対して作り出すことができれば、クライアントは最高のパフォーマンスを具現化することができます。

 

そのために必要なのが、ナイトワークで培われたコミュニケーション力や傾聴力です。

 

プロ意識のあるナイトワーカーは毎日の夜の仕事でお客さんと接する時、なるべく楽しんでもらおうと、コミュニケーションスキルをフルに発揮していることでしょう。

 

何故なら、緊張してガチガチな状態よりも、リラックスした自然体の方が楽しく過ごすことができるからです。

 

これは盛り上がりたい時も同じです。

 

f:id:sleque:20181003014635j:plain

被写体がリラックスした状態を創るためのスキルがフォトグラファーには求められる。

どんな時であれ、自分の言うことをちゃんと傾聴してくれて、共感してくれる人に対して人間はある種の信頼を寄せます。

 

ナイトワークをすることで、信頼関係を構築するスキルの訓練を積むことができます。

 

このスキルを駆使することによって、お客さんに短い時間でリラックスした状態を作り出すことができ、フォトグラファーとしてお客様に対し、最高のパフォーマンスを引き出すことができます。

 

そういった人間力に、学んだ写真の「技術」を掛け合わせることで、元ナイトワーカーだからこそのフォトグラファーというネクストキャリアに進むことができます。

 

カメラの軽量化・小型化という進化の流れを受け、フォトグラファーという仕事は女性が活躍しやすくなりました。

 

そこに、ナイトワーカーならではの傾聴力やホスピタリティを加えることで、活躍できるフォトグラファーというネクストキャリアが見えてきます。